週末、毎年参加させてもらっている「ぼたやま杯」に出場した。
春に行われる福岡で最も規模の大きな大会で、この大会で今年の福岡の展望がわかると言っても過言じゃない程の参加チームを誇る大会だ。
我がチームとしては創部から5度のブロック優勝を経験しており、全国出場した3つの代でも優勝させてもらっている。
今回6度目の優勝へのチャレンジである。
初日をパート1位で勝ち上がり、2日目の決勝リーグはパートを勝ち上がった3つのチームの総当たりで順位が決まる。
今年はその2日目を何とか2勝し、3年ぶり6度目のブロック優勝を果たした。
子供たちは厳しい試合をよく頑張った。
課題も多く見つかったが、全力で戦えた良い大会だった。
そんな、ぼたやま杯の表彰式。
我がチームから優秀選手として選ばれたのは#9、ガードのKだ。
Kはベストメンバーではなくシックスマンだ。
そんなKを少し紹介したい。
Kは、今年の6年生9人の中でダントツに足が遅い。
1on1のディフェンスでも当たらせると下級生に抜かれる始末。
当然ドライブも遅いからオフェンスもなかなか得点に絡めない。
練習を見ている限りではとてもレギュラー10人に入れるようには見えない選手なのだ。
ところが、試合になると状況は一変。
ルーズボールは何本も取るわ、カバーディフェンスは強いわで、何本もマイボールを作り出す存在感のある選手になるのだ。
常にフロアー全体を見渡し、次にどこにボールが行くかを予測して、いち早く回り込みボールを奪ってしまう。
一度握ったボールは絶対に離さないし、ヘルドボールも体を入れてねじり取ってしまう。
まるで、ルーズボールに命を掛けているかのように強いのだ。
何度も言うが、レギュラーメンバーいち足が遅くてパワーがない選手なのだ。
こんな選手はなかなか居ない。
運動能力は高いのにボールに対する執着心が弱く、反応が鈍くて球際に弱い子は良くいる。
うちにもたくさん。
でも彼はその真逆なのだ。
指導者なら誰でも評価したくなる。
もしレギュラー全員がこんな選手だったら、どれほど嫌なチームか、想像しただけでもゾクゾクする。
初日、5年生を試合に出したのだが、チームディフェンスがあまりにも酷かったので、全員に「お前たちはK先生のルーズボール&カバーディフェンス講座を受けろ!」と命じた。
するとお弁当を食べ終わった後、Kが作戦版で丁寧に後輩たちにポジション取りを教えているではないか。
感動!!!
選手にはひとりひとりに違う能力があり、違う役割がある。
それを全員が責任を持って全うすることでチームとして機能する。
そんなスペシャリストの集まりが最強だと思うし、そんなチームを僕はつくりたい。
バスケって本当に面白い!ミニバスはやっぱり最高!

