新チームがスタートしてから約一ヶ月半、ついこの間まで大半がベンチプレイヤーだった子供たちがもう試合でしっかり自分の役割をこなしている。
去年一年間の成長の幅より、この一ヶ月半の成長の幅が大きい!そう感じるくらいの成長だ。
毎年感じることなのだが、5年生から6年生に変わった瞬間に大きな変化が起きる。
もちろん置かれている環境が変わる(メインで試合に出る)からなのだが、実は環境の問題ではない。
それは「意識」の問題なのだ。
そう、人は「意識」が変わるとすべてが変わる。
「意識」が変わるとまず「行動」が変わる。
「行動」が変わると「習慣」が変わる。
「習慣」が変われば「結果」が変わる。
「結果」が変わることで更に「意識」が高くなる。
そういったスパイラルでレベルアップしていくのだ。
松井秀喜選手が座右の銘にしているウィリアム・ジェームス氏の言葉に似たフレーズだが、本当にその通りなのだ。
まず「意識(心)」が変わることが必要で、選手ひとりひとりの「意識(心)」が変わればチームの「風土」が変わり、目標へ向かって全力で戦う集団に変貌する。
その「意識」を変えられるかどうかが指導者の力量だと僕は思う。
今まで幾度も話して来たことだが、意識改革ができれば能力やセンスは平凡でもトップに近づくことはできる。
決して弱い集団(チーム)にはならない。
選手の意識を変え、チーム内の常識レベルを上げることができればいいのだ。
だが、ひとつ問題がある。
目先の結果を少し変化させることはそんなに難しいことではない。
だが、頂点に立つことは本当に容易ではないのだ。
それは前述のとおり、意識改革には段階があるからだ。
何度も変化を繰り返し、意識レベルを上げて行くのだが、頂点に近づけば近づくほど意識改革は容易ではない。
ある程度上がったものをそれ以上に上げるという作業は本当にむずかしい。
僕は毎年、そこで躓き、悩み、苦しんでいる。
頂点に立つことは、決して不可能ではないのだ。
能力やセンスで劣っていても、その壁は必ず超えられる。
それはわかっているのだ。
だが、最後の壁を超える意識改革がどうしてもできない。
昨年も、一昨年も、毎年のようにそうなのだ・・・
最後の意識改革、僕はそれを「覚悟」と表現している。
その頂点に立つための戦いに臨む「覚悟」は本当にむずかしいのだ。
でもそれは、僕がまだまだ未熟な指導者だからだ。
子供たちは本当によく頑張っている。
毎日真剣に練習している。
あとは僕がその壁を超えるための「意識」を子供たちと共有できる指導者になるだけ。
だからこそ、日々勉強、日々精進。
WILL TO WIN !!
【引用】
「覚悟」というメンタリティ
https://ameblo.jp/master-ss/entry-12228890773.html
あるのは「覚悟」だけだ
https://ameblo.jp/master-ss/entry-11558455940.html