体は心を表す | kantoku's ブログ

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バスケと子供たちを愛する人たちへ

皆さんもTVやネットで観られて知ってくれている方も多いと思いますが、一昨年の夏にうちのチームが経験した大逆転ブザービート。

今ではそのYouTubeの再生回数が514万回にもなっています。


実はその映像が話題になったことをきっかけに、チーム内で徹底し始めたことがあるのです。

 

それは「最後まで諦めない」とか「最後まで気を抜かない」とかいうことではありません。

プレイに関することではないのです。

 

それは、「礼の仕方」です。

 

あの映像には続きがあって、試合直後に相手ベンチの子供たちがシュートを放った子に駆け寄って抱き合う姿を横で呆然と立ちすくんで見たあと、号泣しながら整列をして相手選手と挨拶をし、それから相手ベンチ、オフィシャル、応援の保護者席へと挨拶に行って、その流れから表彰式になるのです。

https://www.youtube.com/watch?v=afyvn15Z-es

 

僕は近くで見ていましたから、号泣しながら絞り出すように大きな声で挨拶をしているのを知っていますが、表彰式以外にその声は映像に入っていません。
映像に映っているのは、肩を窄めながら(泣いているので)小さく頭を下げる子供たちの姿でした。

 

僕はその映像が少し残念だったのです。
もっとちゃんと頭を下げて、深々と礼が出来ていたら、こんな辛い時でもこの素晴らしい環境と経験にきちんと感謝をする姿勢を表せたのにと思いました。

あんなショッキングな場面の後だから仕方ないとも思います。
でも、もっときちんとした礼の習慣が身についていたら出来ていたと思うんです。

 

それ以来、うちの挨拶は斜め45度、1・2・3と3秒間での挨拶を徹底するようにしました。


いろんな大会に出てチーム紹介や試合終了後の挨拶もそうしています。

やっぱり見ていて全然感じが違います。
いいんです!きれいで。

 

「体は心を表す」とは良く行ったものです。

きちんとした挨拶をすることで、印象が変わります。

 

頑張ったプレイがより一層引き立つ感じがするのです。

 

人の話しを聞く態度も同じです。

きちんと姿勢を正して、話している人の目を見て聞く。

僕は敢えて全員と目を合わせるように話します。

 

もし目が合わなかったら、必ず声を掛けます。

 

そんなことが実は一番大事だと思っているからです。

 

どこのチームのどんな指導者も、それが大事と思っていない人はいないと思います。
でも、挨拶の声が大きいチームは結構いますが、きちんと頭を下げて礼をするチームは意外と少ない。

 

皆さんも、ちょっと意識して見てみて下さい。
 

そして何より、まずは大人がその姿を見せなければならないですよね!

 

僕もちゃんとやります。

 

真っすぐで熱い心を体で表す挨拶を。