絵に描いた全国 | kantoku's ブログ

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バスケと子供たちを愛する人たちへ

5月3日と4日の2日間、いつもお世話になっている広島のOコーチにお誘いを受けて、五観カップという大会に参加させて頂いた。


広島は今まで我がチームが成長させて頂くうえで数多くの素晴らしい経験をさせて頂いた大切な場所だ。
今回もたくさん良いチームが参加されていて、毎試合本当に良い経験をさせてもらった。

この場を借りて心から感謝を申し上げたい。


ただ、ひとつ残念だったのが、こんな素晴らしい機会を与えて頂いたのに、気持ちの弱さで肝心な試合に力を出し切れなかった我がチームの情けなさだ。


このブログでも今まで何度か書いていることだが、「目標」とは絵にかいた餅ではない。
必達のために「覚悟」を持って本気で臨むものだ。

本気の「覚悟」も決まってないのに口にしている目標は「目標」とは言わない。

それはただの「願望」だ。


「全国に行ければいいな~!」
「代々木でバスケ出来たら嬉しいだろうな~!」
なんて軽~い願望を抱いただけで到達できるほど全国は甘くない。
まして況んや、突出した能力やセンスを持たない今年のうちのようなチームがそれを目指すとなれば、小学生と言えど鬼気迫るような闘志で臨まなければ届く筈もない。


今年、うちの14期生たちが卒団式で口にした「全国制覇」という言葉は、単なる願望であって、未だ本当の「目標」にはなっていない。

今回の遠征はそう感じさせるのに十分な内容だった。


試合に負けたから言っているのではない。
戦いにおける空気感を言っているのだ。

今の時期は相手が強ければ強い程、良い学びと経験になるのだから、全力で挑戦あるのみだが、結果はその真逆で怖れ、怯み、心が折れてしまった。


もちろん、子供たちは純粋に試合に勝ちたいと思っているし、「全国に行きたい」とも思っているだろう。
それに嘘は無いことはわかっている。

だが、その高い壁に挑む「覚悟」は、そんな簡単に心が折れるようなものではダメなのだ。


その「覚悟」が全国というバーと同じ以上の高さになった時、初めて超えられる可能性が出てくるだろう。



全国の扉は勝手に開いてくれるものではない。

自らの「強い意志」でこじ開け無ければ開かないのだ。



でも、お前たちの代はまだまだ始まったばかり。

また一から出直しだ!頑張るぞ!!


WILL TO WIN !!!