今日は福岡市早良区秋季大会の2日目が行われた。
全国大会に繋がる公式戦の最初の関門でもある。
福岡県はとてもミニバスが盛んなところでチーム数も男女其々200を
優に超えるチームが登録している。
全国大会の出場権を獲得するためには福岡市に所属するうちの場合、
早良区大会のリーグ戦で4試合、福岡市大会のトーナメントで4試合、
そして福岡県大会のトーナメントで4試合、計12試合を戦わなければ
ならない。
区大会、市大会は上位3位までが上がるので仮に決勝で負けてもそこで
終わりではないが、県大会は負ければ即全国への道は閉ざされる。
もちろん全国の切符を勝ち取るチームは、ほとんどがその12試合を
無敗で勝ち上がる場合が多いが。
その意味では全国大会挑戦に向けて勢いを付けるためにも取りこぼしは
できない!という意気込みで公式戦に臨むのだ。
今日の試合はうちにとって1部リーグの最終節、今日の2試合に勝利すれば
全勝で早良区1位の市大会出場が決定する。
しかし最終試合の相手は夏の区大会でうちに次いで2位で市大会に出場
している強敵Tクラブ。
今までは勝利しているものの、6年生を数多く揃え、サイズもある
ポテンシャルの高い相手だ。
それに併せて、このチームをコーチとして率いる2人の兄弟はナント僕の
教え子。そう、つまりこの最終戦は師弟対決でもあるのだ。
僕は誰もが認める厳しい指導者で、10年以上も前に卒業していて、僕と同じ
指導者の道を志した可愛い教え子に対し、試合会場で会って試合を見る
たびに苦言を言い続けて来た。
あ、それでも僕が繋がりの深い素晴らしい大会には全て声を掛けチームを
参加させて来たし、まだまだ負けんぞ!と思いながらも「強くなってほしい」と
心から願っていた。
誘った練習試合の会場で、僕の存在に気付いていながらきちんと子供たちが
挨拶に来なかった時、「そんなこともちゃんと徹底できてないのか!もう2度と
お前のチームは誘わん」と突き放したこともあった。
夏の福岡市大会の初日、そのTクラブが2回戦で僕から見ても納得のいかない
試合内容で負けてガッカリしている弟に「何だ今の試合は?お前がコーチじゃ
話にならん。辞めた方がいいんじゃないのか!」と苦言を言ったのだが、彼は
その後しばらく立ち直れなかったらしい。
「可愛そうですよ、監督。まだ新人なのに・・・」と、うちの保護者からの一言に
「そんなことくらいでヘコたれるようなら指導者なんかできん!辞めた方がいい」と
また突き放した。
そんなTクラブと全国が掛かるこの秋季大会で対戦する時が来た。
対戦の前、僕が会場の客席に座っているとTクラブの子達が集合し、
「今日はよろしくお願いします」と、ちゃんと挨拶に来た。
その表情は明るくさわやか、今日のために一生懸命練習して来たのだろう。
「楽しみだな、お互い全力でいい試合をしよう!」
「はい!!」
試合開始。3Q終了時まで1点を争う大接戦、4Qに入りリバウンドを支配され
残り1分半で7点ビハインドに・・・そこでタイムアウト。
「お前ら全国を目指すというチームが区大会で負けるのか!」
「いいえ!!」
「絶対に逆転来い!」
しかしその後の猛追も届かず3点差で敗北を喫した。
隣りで抱き合って喜ぶ兄弟、よくリバウンドを鍛えて来たなと思った。
百道浜から正式に百道になって4シーズン目、区大会では初めての敗北だ。
我がチームの不甲斐なさには激怒したが、不思議とTクラブとあいつら兄弟に
負けたことは嫌じゃなかった。
だがお前たち、俺たち(僕と藤原コーチ)に火を付けたな・・・
1ヶ月後の市大会、楽しみにしてろよ~!
兄貴が僕に言った「監督のチームに勝つことが僕らの恩返しなので!」
ありがとう!恩返しのお礼をしないとな。( ̄∇ ̄+)