今朝の新聞を見て驚いた。
朝日新聞の小見出しのトップは「農地借用、原則自由化へ。」

農家出身ながら、知らなかった「農地法」。
9月頃のTV番組「太田総理、秘書田中」で、
農地法の理念、「耕作者が農地を保有すべき」とする自作農主義。
それは家族で農業する形態を守るための法制度で1952年制定。
これが企業の、農業への参入を阻み、農家を守ってきた、という。

テレビに教えられた農家の現実。
「そうか、だから父親は、…。」
合点がいった。

来年度の通常国会に関連法案を提出と、
これまたテレビ番組のレギュラーだった、
石破農水省大臣(元防衛省大臣)が示した、という。

農地に資本がはいるかも知れない。
もしかしたら、農業に光が差すかも知れない。
農業にビジネスチャンスが生まれるかもしれない。

毎日、新聞は読む。
職場にある新聞各紙にも時間があれば目を通す。
ニュース番組も9時台、10時台、11時台、
民放各局のニュースを見るようにしている。
目当てはほとんどがスポーツで、あとは天気予報。
それでも、各局の報道姿勢とか、
取り上げるニュースの時間配分などで、
その局を評価したりしている。

最近は、テレビを見過ぎ、食事中も新聞を読んでいる。
もしかして、マスメディア中毒なのか?
とも、思ったりしている。

新聞を読む習慣がついたのは、やはり中学生くらいからか?
当時の担任(おばさんの数学教師)が、
天声人語を毎朝印刷し、黙読させることを強いた。
「社説を毎日読むと、読解力がつく。」
といった気がする。
同じ頃、大学受験生だった兄もそう言ってた気がする。
でも実は、僕が新聞を読もうと思ったのは、
父が毎朝、縁側でそうしていたから。
父も兄に、「もう少し、新聞読んだら!」と言われていた。
ちょっとした口論の後のことだった。
父はそれから、毎朝、新聞を読むようになった。
僕も、毎朝、プロ野球・巨人と他のチームのゲーム差を調べ、
また社説と余録(毎日新聞だった。実家はいまも毎日新聞)を、
読むことにした。
そのうち、JFL(JSL)の結果もチェックするようになった。

新聞読むのがエスカレートしたのは、
大学生活で、ひとり暮らしを始めるようになってからだと思う。
ひとり暮らしを始めて、新聞は取らなかった。
部屋にテレビもおかなかった。
だから、阪神淡路大震災も地下鉄サリン事件も、
リアルタイムで映像は見ていない。
毎朝、大学の図書館か、朝食を食べる場所で、
新聞をむさぼり読み、情報を仕入れた。
夕食を食べる定食屋で、それらのニュースを見て、
驚いて、箸を落とした。
僕のアパートは、
事件の起きた地下鉄は僕の下宿のそばの駅を通っていたからだ。

最近、妻が私のニュースメディア依存体質に気がついた。
同時に僕も気がついた。
いつも何かしらの新聞をバックに入れ、出かけてゆく。
朝風呂でも、夕方の入浴でも、新聞を持って入り、長湯をする。
もちろん、長湯(半身浴)は体に良く、
気持ちもリフレッシュされる。
そこで新聞を隅から隅まで読む。
それでもニュース番組を見る。
挙げ句の果てに、それを、このブログのネタにしている。

一方で、そこに費やしている時間のために、
十分な時間がないこともある。
それは数学の授業の予習、それから自分の勉強の時間である。
休日も気がつけば、半日は、新聞とニュース・ワイド番組で過ぎる。
そして1時間のブログ書き。
おいおい、いつ数学の問題を解いているのか。

だから、最近、やめようと思っている。
1つはニュース番組を見ること。
9時台のNHKのニュースを見れば十分か、と思う。
もう一つは、新聞を繰り返して読むこと。
広告である、新刊本の案内なんて、もうどうでもいいだろ、実際。
そう思いはじめている。
なかなかやめられないが。

それよりも、C・G活動の幾何の問題を解かねば。
数学セミナーを隅から隅まで読まねば。

農業に明るい光が差すかもしれない、このタイミングで、
ニュースメディア依存症を治し、数学に没頭しようかと、思っている。