1つの大きな仕事を終えました。
その結果、大きな喜びを感じることが出来ました。
多くの教員志望の若者の声を聞きました。
十人十色。
それぞれがそれぞれの思い出と願いのもと、
生徒の側に立とうとしていました。
自分を思い返します。
僕もこんな風に熱く思いを語ったのだろうか?
しっかり語ることが出来たのだろうか?
そして職に就いた後、その熱意を忘れることなく、
これまで歩んできたのだろうか?
特に後者は、心許ない。
あらためて、反省である。
若者の真っ直ぐな思いに、もう一度、背筋を伸ばした。
このブログで、自分の半生を振り返ったり、
別の人生があったのではとシミュレーションしてみたり、
あるいは多くの人と語り合ったことを思いだして書いたり。
そうすることで、
僕は今の自分に自信、あるいは確信を持てるようになってきた。
「俺は俺だし。」
とある、プロサッカー選手の座右の銘である(そうだ)。
思わず、吹き出してしまった。
思い出すたびに、大笑いしてしまう。
でも一方、この言葉を発するその精神的な強さに憧れもする。
「俺も俺だし。」
こんな自分であっていいのだと、自信が持てる。
「俺は理系です」というのにも、実は少し抵抗があった。
暗算は遅いし、計算ミスも多い。
見ている人に、「ホントに数学科卒?」
と言われることもあった。
「なんで数学科に入ったの?」
それを聞かれると困った。
「そんなん、数学好きなん?数学オリンピックとか出とん?」
数学オリンピックなんて、存在すら知らなかった。
数学に憧れた。
何でまだ、数学に研究することがあるのか、知りたかった。
数学が世の中の役に立っていることを知り、
数学の応用に興味を持った。
あるいは、
すべての事象は微分方程式を解くことで説明できる、
と思ったからだ。
自分がそれほど優秀でないことを受け入れるのに、
ずいぶんと時間がかかった。
それでも自分にしか出来ないことがあると気づくのに、
ずいぶんと時間がかかった。
自分がどれくらい数学が好きなのか確信するまでに、
ずいぶんと時間がかかった。
こんな自分の中ににも数学があることに気がつくまでに、
ずいぶんと時間がかかった。
自分が論理よりも情に流されやすいことに気がつくまでに、
ずいぶんと時間がかかった。
自分がもう現代数学の何を求めようとしなくてもよいと、
確信するまでにずいぶんと時間がかかった。
僕は、初等幾何とプリミティブな微分積分を生徒に教えたかった。
だから教員になった。
忘れていた、自分の理想を。
忘れていた、それを求めることを。
僕は、モダン以前の数学の生まれてくる過程に憧れ、
それを知りたいと思い、それが個々の数学の理解にシンクロする、
と思っていたのだった。
僕は、古典としての数学に憧れ、そして脅えていたのだった。
いま、ハッキリと思い出すことが出来た。
「数学は怖いが、理解できたら、これほど面白いことはない。」
4月から新しい仲間を迎えることになりました。
可能性にあふれた新人です。
私自身も新たな気持ちではじめられそうです。
その結果、大きな喜びを感じることが出来ました。
多くの教員志望の若者の声を聞きました。
十人十色。
それぞれがそれぞれの思い出と願いのもと、
生徒の側に立とうとしていました。
自分を思い返します。
僕もこんな風に熱く思いを語ったのだろうか?
しっかり語ることが出来たのだろうか?
そして職に就いた後、その熱意を忘れることなく、
これまで歩んできたのだろうか?
特に後者は、心許ない。
あらためて、反省である。
若者の真っ直ぐな思いに、もう一度、背筋を伸ばした。
このブログで、自分の半生を振り返ったり、
別の人生があったのではとシミュレーションしてみたり、
あるいは多くの人と語り合ったことを思いだして書いたり。
そうすることで、
僕は今の自分に自信、あるいは確信を持てるようになってきた。
「俺は俺だし。」
とある、プロサッカー選手の座右の銘である(そうだ)。
思わず、吹き出してしまった。
思い出すたびに、大笑いしてしまう。
でも一方、この言葉を発するその精神的な強さに憧れもする。
「俺も俺だし。」
こんな自分であっていいのだと、自信が持てる。
「俺は理系です」というのにも、実は少し抵抗があった。
暗算は遅いし、計算ミスも多い。
見ている人に、「ホントに数学科卒?」
と言われることもあった。
「なんで数学科に入ったの?」
それを聞かれると困った。
「そんなん、数学好きなん?数学オリンピックとか出とん?」
数学オリンピックなんて、存在すら知らなかった。
数学に憧れた。
何でまだ、数学に研究することがあるのか、知りたかった。
数学が世の中の役に立っていることを知り、
数学の応用に興味を持った。
あるいは、
すべての事象は微分方程式を解くことで説明できる、
と思ったからだ。
自分がそれほど優秀でないことを受け入れるのに、
ずいぶんと時間がかかった。
それでも自分にしか出来ないことがあると気づくのに、
ずいぶんと時間がかかった。
自分がどれくらい数学が好きなのか確信するまでに、
ずいぶんと時間がかかった。
こんな自分の中ににも数学があることに気がつくまでに、
ずいぶんと時間がかかった。
自分が論理よりも情に流されやすいことに気がつくまでに、
ずいぶんと時間がかかった。
自分がもう現代数学の何を求めようとしなくてもよいと、
確信するまでにずいぶんと時間がかかった。
僕は、初等幾何とプリミティブな微分積分を生徒に教えたかった。
だから教員になった。
忘れていた、自分の理想を。
忘れていた、それを求めることを。
僕は、モダン以前の数学の生まれてくる過程に憧れ、
それを知りたいと思い、それが個々の数学の理解にシンクロする、
と思っていたのだった。
僕は、古典としての数学に憧れ、そして脅えていたのだった。
いま、ハッキリと思い出すことが出来た。
「数学は怖いが、理解できたら、これほど面白いことはない。」
4月から新しい仲間を迎えることになりました。
可能性にあふれた新人です。
私自身も新たな気持ちではじめられそうです。