2学期は行事も多く多忙です。
疲れてくると、やはり精神的に弱くなりますね。
このところは台風の影響で天気も悪いので、
気分もパッとしません。( ̄Д ̄;;

そんなとき、数学の能力に秀でた生徒に会うと、
情けない話ですが、数学教師を辞めたくなります。
(もちろん、やめはしません。)
「すごい。もうこれだけの感覚があるのか!」
表現なども、感性の裏付けなのか、
数学的に正しい表現を用いています。
「中1のころは、ちょっと勉強ができるなあ、という感じだったのに。」

子どもが夢中になれる力というのは素晴らしいですね。
なんでも、時間があれば、整数のこととかを考えているんだとか。
幾何の証明なんかも、実際に紙に書くだけではないそうです。
彼らには時間がたくさんある。それが羨ましい

こちらといえば、日々、いろいろな雑務に忙殺されています。
本来ならば授業こそ、私たちのパフォーマンスの発揮の場であり、
そこで最大の集中力を発揮できるように準備すべきですが、
学校にはさまざまな仕事があり、本末転倒になっている気さえします。

才能に恵まれ、時間に余裕があり、
また微力ながら、彼らの才能を伸ばそうとしてくれる教師がいる。
田舎(農村)で、ちょっと数学の点数がいいからといって、
何も考えずに数学科に進み、
「こんなはずではなかった。」と思っている誰かとは違う彼。
彼に嫉妬し、「自分に時間があれば、いまこそ」とか、思う。

過去も未来も同じ自分ですから、
いまから勉強しようとしても結果は同じかもしれないのに。

やっぱり疲れてますね。
元気出して、自分の目の前の仕事を頑張るしかないのだから。
才能のある生徒を伸ばすのも、僕の仕事。