ハーモニーから、
天のハーモニーからこの宇宙の枠組みは始まった。「自然」が不協和なる原子の山に埋もれて、その顔を起こすこともできなかったとき妙なる調べの声が中天より響いた。

起て、汝、死に果てざる者よ!
するとたちまち、寒·暖·湿·乾の四気はそれぞれの部署に正しく立ち帰り、「音楽」の力に従ったのだ。

(『アレクサンダーの饗宴-音楽の力』岡崎昭子訳)