板版画家 福井安紀先生 | トゥ・ル・モンド~マスターのひとりごと~

トゥ・ル・モンド~マスターのひとりごと~

『トゥ・ル・モンド』という学生マンションで、学生さん達のお世話をしながら、毎日忙しく暮らしているマスターが、みんなに迷惑がられるやら呆れられるやら、そんなことはお構いなしに行う、ひきがたりライブ。そんな、マスターのひとりごとを掲載したページです。

ご縁があって、板版画家の福井先生がトゥ・ル・モンドに宿泊しています。


福井先生は石と土を使って板に絵を描くそうで、今銀座と多摩で個展を開いています。


京都在住の方なので、個展などの時には上京するので、今回はご縁があってトゥ・ル・モンドに宿泊なさいました。


ぼくのアーティストに対するイメージは、天上天下唯我独尊・・・という感じだったのですが、福井先生はとても腰の低い丁寧な方で、驚きました・・・!



お食事は、朝食だけトゥ・ル・モンドの学生たちに混じって、召し上がるということでしたが・・・。


・・・・・・。


みんな、ぜんぜん起きてきません!


そんな中、珍しくE田氏が早く起きて 先生が食べている時に一緒になりました。


朝起きたばっかりで、ボケボケのE田氏・・・。


見覚えのない方がお食事されていて、しかも かみさんから『先生』と呼ばれているので、キョトンとしています。


『どこの先生?何学部?』


『今日は法政の先生じゃないよ。芸術家の先生アート


『ふ~~ん。』


E田氏も、何と挨拶をしていいものか迷っていたようですが、


先生が先にお食事が終わって、


E田氏に・・・


『お先に失礼致します。』


E田氏 『・・・・!!! ど、ど、ど、どうも。』


まさか、学生にそんなに丁寧にご挨拶くださるとは、ぼくらもビックリしてしまいました。


挨拶された E田氏が一番驚いたようで、


『なんて返事返して良いか、とっさに判らなかった~~~ショック!


眠気もいっぺんに吹き飛んだ E田氏でした。



とにかく、とても礼儀正しい先生でした。


みんなも、よそ様に行った時には、ゼヒお手本にしてください。


礼儀は憶えておくだけじゃダメ。


実践しないとね。