剃毛の恐怖・・・・!!! | トゥ・ル・モンド~マスターのひとりごと~

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『トゥ・ル・モンド』という学生マンションで、学生さん達のお世話をしながら、毎日忙しく暮らしているマスターが、みんなに迷惑がられるやら呆れられるやら、そんなことはお構いなしに行う、ひきがたりライブ。そんな、マスターのひとりごとを掲載したページです。

かみさんの病院へ見舞いに行ってきました。


順調に回復しています、ようです・・・。



先生から、痛みはあるでしょうが、歩かなくちゃいけませんよ、と言われているそうで。


毎日たくさん歩き回っている様子。


病院内には、他にすることもないので、ひたすら歩き回っている方々がたくさんいらっしゃいますが・・・そんな皆さんが集まる場所があるようで・・・。


その中に、ご年配の、しかし大変お元気な(病気だけど)男性がいらして、その方のお話です。



『いや~~、手術前にさ、剃毛っての?


あそこの毛を処理するわけよね。


かわいい看護士さんが、剃毛しますからって、ちっさめのバリカン片手にやって来てさぁ。


俺の大事なところの毛を、剃らせてくださいって言うんだわ。


ああ、そりゃ、手術に必要なことなら、しなくちゃいけないだろうってんで、


だけど、こんな若いお嬢さんに大事な部分をお披露目するのに 俺もまだ抵抗あったわけよ。


だから、いい、いい、自分でするから、そのバリカン貸しとくんな。


って言って、バリカン借りて、剃毛ってのを しようと思ったんさ。


ところがあんた、このでかい腹が邪魔になっちゃって、肝心な大事な場所がよく見えやしない。


この年になって硬くなった体を、思いっきり折り曲げて、自分の不甲斐ない一物をちょいと持ち上げて、よしってなもんよ。ジャリジャリとやり始めたんだけど・・・。


なんせ、よく見えないとこなもんで・・・。』


一同 『・・・・・・ゴクリガーン



『チクリ! としたかと思ったら、血がタラ~~リ。叫び



一同 『・・・・・・(やっぱり)』


『か~~んごふさ~~ん。って大声で呼んで、ナースコール ビービー押して、助けに来てもらったんさ。


いや~~、恥ずかしいの、痛いのなんのって。ズボンだけ脱いだ姿で、さっきのかわいい看護婦さんに、呆れた顔されちまって・・・。俺はもう穴があったら、入りたかった。いや、今までの長い人生、穴があったら入りたいと思ったことは何度もあったけど、今回ほど入りたいと思ったことはなかった。


若い看護婦さんは、ほうら だからやりますって言ったでしょ、ってなことは 言わなかったけど、思ってただろうなぁ。


それでも、傷口消毒してくれて、いや、これがまたしみるのなんの。ショック!



テープ張ってくれて、その後、まだぜんぜん済んでない剃毛をしてくれたんだけど・・・。


はい、もう大丈夫ですよ・・・って。



消毒されたときにゃ、悪魔に見えたけど、大丈夫って言ってくれたときには、背中に羽が見えたね、俺は。


みんなも、看護婦さんの言うことは 恥ずかしくても聞かなきゃだめだぜ。


そうしねえと、かかなくてもいい 恥かいちまう。


痛い思いもしなくっちゃなんねぇ。


何でも、専門家に任せたほうが良いってこったね。


俺は、今回身をもって感じたよ。しょぼん



一同 『・・・・・は、はぁ。』


『じゃあな。俺はもう戻るぜ。』


と去って行った・・・・。



その後 一同 『ギャハハハハハハハ・・・・・・・・クラッカー爆弾ドンッ



かみさん 『おなかの皮がはじけるかと思うくらい笑っちゃった~~。』



その後、かみさんは先生に 『笑いすぎちゃったんですけど、お腹裂けてませんか?』 って聞いてみたそうな・・・。


入院生活には楽しみがない。


運動しなくちゃいけない人じゃない限り、激しく運動もできないし。


誰かのブラックユーモアで笑わせてもらうしか、日々過ごせないんだそうで・・・。


でも、そんなに笑いすぎて 本当に大丈夫なのか・・・?


日に日に回復に向かっているかみさんでした。



今日はシモネタですみません・・・。あせる