イジメのニュース、その2 | トゥ・ル・モンド~マスターのひとりごと~

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『トゥ・ル・モンド』という学生マンションで、学生さん達のお世話をしながら、毎日忙しく暮らしているマスターが、みんなに迷惑がられるやら呆れられるやら、そんなことはお構いなしに行う、ひきがたりライブ。そんな、マスターのひとりごとを掲載したページです。

今日、トゥ・ル・モンドで学生とイジメ報道の話をしてました。


ぼくの頃とは時代が全く違うので、どんなだったか聞いてみたところ、やっぱりイジメはあったそうです。


彼が言うには・・・

自分はイジメはしなかったけど、止めることもできなかった。

いじめは許せない、自分は絶対やらない。

だけど、止めることも出来ない。

止めたら、次のターゲットは自分だから・・・。

誰も自分に話しかけなくなって、嫌がらせされて・・・。

そんな、学校生活なんて耐えられない。

だから気がつかないフリをしてるしかなかった。


そう言って、幼くて無力だった自分の事を恥じているようでした。


イジメを見て見ぬ振りをするのは、イジメをしているのと同じだ、と誰かが言っていたけれど、それは当事者じゃないから言えるきれいごとじゃないかと思う。次に自分がいじめられるとわかっていて、どうして何かしてやれるだろう?


出来るのは、周りにいる大人だけ。

教師、親、誰か大人が助けてやらなければ、子供はあまりにも無力です。


イジメを受けている子、その周りで助けてあげられずにもどかしい思いをしている子は、大人にシグナルを出すべきだと思う。

そして、大人たちはそれをしっかり受け止めてあげるべきです。


今、いちばん嫌なニュースは、いじめられていると子供から訴えがあったにもかかわらず、調査とかの為に無駄に時間を浪費して、自殺を防げなかった、というニュースです・・・。