今日、トゥ・ル・モンドで学生とイジメ報道の話をしてました。
ぼくの頃とは時代が全く違うので、どんなだったか聞いてみたところ、やっぱりイジメはあったそうです。
彼が言うには・・・
自分はイジメはしなかったけど、止めることもできなかった。
いじめは許せない、自分は絶対やらない。
だけど、止めることも出来ない。
止めたら、次のターゲットは自分だから・・・。
誰も自分に話しかけなくなって、嫌がらせされて・・・。
そんな、学校生活なんて耐えられない。
だから気がつかないフリをしてるしかなかった。
そう言って、幼くて無力だった自分の事を恥じているようでした。
イジメを見て見ぬ振りをするのは、イジメをしているのと同じだ、と誰かが言っていたけれど、それは当事者じゃないから言えるきれいごとじゃないかと思う。次に自分がいじめられるとわかっていて、どうして何かしてやれるだろう?
出来るのは、周りにいる大人だけ。
教師、親、誰か大人が助けてやらなければ、子供はあまりにも無力です。
イジメを受けている子、その周りで助けてあげられずにもどかしい思いをしている子は、大人にシグナルを出すべきだと思う。
そして、大人たちはそれをしっかり受け止めてあげるべきです。
今、いちばん嫌なニュースは、いじめられていると子供から訴えがあったにもかかわらず、調査とかの為に無駄に時間を浪費して、自殺を防げなかった、というニュースです・・・。