36 : Film Score | Master-Doll Blog

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No36


映画音楽を制作するには「コツ」「才能」「要領」が要求される.




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英語版 Wiki に映画音楽の分かりやすい記事がある. → "Film score" (特に "Written click track" 項が面白い)
現在では, 音楽制作ソフト(PC・音響・ミキシング等を含む)と音源ソフト, そして入力用キーボード(鍵盤), 機器類を接続するMIDIコード, 音を格納するハードディスクがあれば音楽が創れる時代. 映画音楽もそんな時代. タイム・シーケンスはPCと映像がリンク出来るし, 音源ソフトでアレンジは自由度が効く. よって, エンジニアや生オケの指揮者も削る高コスパが得られることが多い.
何よりも映画音楽は, テクノロジーの発達で制作速度が格段に向上した. (つまり, コストダウンにもなっている)
その分, 音楽制作側の力量がないと良い作品にならない時代でもある. それは「いかにクライアントの望む音楽を早く仕上げるか, 又, 音響的にも高効果な音楽として提出するか」が生き残りの条件となっている.
つまり, 映像を音として「観(魅)せる」才能・センスと共に, ミキシング技術やそれに付随する高精度な機器類を揃え, 素早く音楽化出来る技術が必須となっている. これは生オケ起用でも同じ.
又, 日本版 Wiki にも書いてあるように「スコアが書ける」ことは重要なポイントとなる. (Wiki 「映画音楽」

最近, 海外ドラマを観ていると(現地でも毎週放映されているもの), そこに流れるドラマでの使用音楽が1話毎に違うものがある.
とても手間の掛かる演出だが, これがヒット・ドラマでは当たり前になってきている.
その中で, 作曲者や音楽制作者は, グループや社として, そのドラマ音楽を手掛けているものもある.
現在, 映画音楽ではハンス・ジマーがこの頂点であろう. 映像と合体した音楽制作は今「音楽そのもの」を分業する時代になりつつある. 映画監督は当然映画音楽には細かい指示を出してくる. あのブルース・リー(Bruce Lee, 李 小龍)も, 映画音楽には細かい要望を出していたことは知られている (多少, 音楽制作にも関与していた).

このデジタル技術が進化しつつある現代, 映画も文化だ. そして芸術だ. 映像を駆使出来, 音楽を流せる文化は新しい可能性を秘めていると感じる. 音楽と映画のコラボ・コンサートがもっと世に出てきてもいいと思う. 所謂, アニメ系がその手は多いが, コンサート自体を映画化したら...

おっといけない. お喋りはここまで...

もしお金に少し余裕があり, 2000年以降で好きな映画音楽があれば, そのサントラ盤を買って真剣に聴いてみる事をお薦めしたい.
ビックリする効果や音の深さ, キメ細かさが確認出来ると思う. (但し, 再生装置性能は要求されるが)
その音楽, 早業で制作したのもであれば, その制作者の他音楽を聴いてみるのもいいかもしれない.

こうして音楽の幅, そして映画への楽しみが増えてもらえれば, そんな風来坊の思いです.




COWBOY BEBOP Original Soundtrack (TV anime series) (Victor Entertainment, Inc. Japan)
カウビ5


Super Soundtrack !! Super Anime !!
(Jazz, Pop, Rock, Blues, Ambient, Electro, Hip-Hop, Hymn, etc... )
COWBOY BEBOP, Show/(listen to) the every story in music of different genres.
And, impressed with the high-quality of the works !!

1 "COWBOY BEBOP" (Japan, 1998): left top

2 "No Disc" (Japan, 1998): right top

3 "Blue" (Japan, 1999): left bottom

4 "CD BOX" Special Box Set (limited edition, EOL): right bottom


Produced, Composed & Arranged: Yoko Kanno

Special Guests, Recorded by Rudy Van Gelder, Enthusiast Sound & Cover Art, etc...
So, must listen albums for Fans of Music.




Text & Design: Rin