昨日は午後から、ちょっと遠い場所にあるお客様に訪問をしたため、往復で4時間弱の時間がありました。会社の書棚から持っていったのがこの本です。
- 資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言/中谷 巌
- ¥1,785
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中谷先生には、今年のHRD-JAPANにおいて講演
をしていただいていたのですが、ちょっと時間が足りなかったので、もう少し詳しく聴きたいな~と思っていました。そこでこの機会に、原本を読んだというわけです。
感想としては「非常に考えさせられる」内容です。日本型経営モデルとされていた「年功序列」「集団主義」「家族経営」などは、バブル崩壊以降、グローバリゼーションと個人主義の台頭により日本社会から消えつつあります。その陰では企業内においても、鬱病などのメンタル面の問題、ダイバーシティ、成果主義という名の結果主義、過度な個人主義によるコミュニケーションの希薄化などなど、さまざまな弊害が出ています。最近でも、年収1億円以上の役員の氏名公表が行われましたが、日産のゴーンさんは8億円ももらっているとか・・・ 米国では当たり前でしょうが、日本の文化に馴染む考え方なのでしょうか・・・ 考える点は多々あります。
この本は、90年代以降、米国で生まれた「新自由主義」に対する警鐘を鳴らしています。特に、人口形態、文化、国土事情の異なる日本において、盲目的に米国の模倣をすることは危険である、としています。これはマクロ経済だけでなく、企業組織においても同じだと思います。大変面白い本でした。
ここで宣伝! 僕の勤めている会社「リ・カレント」は、7月7・8・9日の3日間、有楽町の国際フォーラムで開催される「Human Capital 2010 」に出展します。各日程でセミナーを予定しているのですが、7月9日の最終日は、リ・カレントが考える「日本型人材マネジメント」について講演を行います。
上記の本ともども、ご関心のある方は是非!