病状についてのレポートなので生々しい部分もございます。苦手な方はお控えください。


ICUから心臓血管病棟へ運ばれた。
少しの期間 同じフロアの酸素濃度の高い一人部屋で慣らしていくらしい。 その際身体に繋がっていたチューブも尿道とお腹の分が外された。

お腹には穴が3つ空いている。一つは胃ろうの分 後二つは説明があったはずだが覚えていない。穴は縫ってくれた。


後 鼻の酸素チューブ 胸のドレーン用 首 腕の薬剤注入用 になった。頻繁に採血や投与があるので腕には針付きの短いチューブが常に繋がれているこの針はプラスチックのようなものでできているらしい。アタッチメントのようなものでいちいち針を刺さない分楽ではあるが異物感は否めない。


尿道のチューブが外れたもののトイレには介助が必要という事だ。大人用のオムツをしているものの個室なのでトイレは室内のベッドのすぐ横にある。

わざわざ看護士さんの手をわずらわせる訳にはいかない。と 自力で行こうとしたら立てず歩けず尻もちを着いてしまった。はい、そりゃ大目玉をくらいました。そしてびっくりした。


まるで自分の身体じゃないみたい。まだリハビリもベッドに起き上がる、手足を少しずつ動かすレベルのことしかしていないにもかかわらず無謀な事をした。トイレを舐めてました。看護士さんから「何時で呼んでください」と言っていただいた。身体が動かない現実を突きつけられ素直にご厚意にすがることにした。


食事は腎不全食 柔らかい低タンパク米と塩分 リン カリウムを計算した病院食 1日1800kcal をとりましょう。という事です。

しかし こちらも箸が握れない。フォークもついているが口まで運べない。食べ物と口との距離感が掴めない。その上 口に入れても噛む力が追いついていかない。飲み込むのも一苦労。三分の一食べるのが精一杯。食事とはこんなに体力を使うものなのか。


窓から見える外の風景が唯一の救いだった。