「老い」
誰しもに平等に必ずやってくる。
しかし「老い」を感じる瞬間は人それぞれだ。
年齢は関係ない。
例えば 陸上選手でいえば
コンスタントに100mを10秒台で走る選手が
ある日を境に11秒 12秒台と記録が落ちていく 同じようにトレーニングしても記録が伸びるどころか落ちていく。自分でここまでだなと限界を自覚した時
引退というスタンスをとる。
若くして老いを感じる瞬間だろう。
普通の人でも その人にしかわからない壁のようなものを感じる時がある。加齢による衰えとは別に体力はもちろん身体の切れ 理解力 瞬発力 記憶力 若い頃バリバリに働いていた人程 それらの衰えは精神的大きなダメージを与える。できていたものができないというのは結構ショックなのだ。
生き物である限りは身体的機能も老化をたどる。
臓器 皮膚 骨 脳 目 髪 歯 様々な機能が低下し失われてくる。
やがてそれらを受け入れねばならないと悟った時
どのような立ち位置にいるべきか。
認めたくないわがまま老人ほどみっともないものはないと私は思う。
老人の自分探しが始まる。