「クソクソッ!侑士のやつ!」
「ちよっと…何してるんですか、向日さん…コートが汚くなるじゃないですか」
「コートの心配かよ!」
「で、どうしたんです?」
これが俺の初恋の相手ともいえる人物、向日岳人だ。向日さんはとにかく可愛い。時々、女にも見える。と、こんなことを考えるなんて自分も変わったな。前までは、恋どころか、人間関係を全否定していたのだ。向日さんに会って変わってしまった。
「って…話聞いてんのか!?」
「聞いてますよ…忍足さんに無視されたんでしょう?」
「そ、そうだ!そうなんだよ!」
彼の目には俺は写っていない。彼は同じ氷帝テニス部の忍足侑士と付き合っているらしい。俺の気持ちなど、届くはずがない。
「どうしよう!嫌われたのかな?」
「…知りませんよ。本人に聞けばいいじゃないですか」
「聞ければ苦労しねぇよ!クソクソッ!バカにしやがって…」
「俺だって知らないですよ!嫌われたんじゃないですか?」
なんて、ただの八つ当たりだ。そんなのわかってる。でも、こんな向日さん見ていたくなくて、一緒にいるのが辛くて…
ふと向日さんを見ると泣いていた。
「ウッ…ひ、日吉のバカ…許さねぇぞ!…何で冷たいんだよ!いつもは聞いてくれんじゃんよ…なぁ、日吉」
泣くなよ。俺だって泣きたい。もう限界だ。あんたと忍足さんを見ていると泣きたくなる。
そう思った時、俺の目からは涙が流れていた。
「ひ…よし?」
「!…み、見ましたね?」
「何でお前が泣くんだよ?」
「…向日さんには関係ないですよ」
「何だと?言え!俺に関係なくてもだ!」
ふと向日さんを見ると泣き止んで笑顔になっていた。俺は、無性に嬉しくなってにやけた顔で
「あなたが好きだから」
そう呟いた。
ありがとうございましたm(_ _)m
うはうは!
日岳いいね!
うん、妄想が酷かったね…謝る