部室に入って来た手塚が目を見開いてこっちを見ている。俺は手塚に向け手を振る。手塚は大きな溜め息をつきこちらに来る。
「おい、その格好は何だ?」
と尋ねてきた。
「何ってハロウィンの仮装だよ」
と答える。
「…ハロウィンはとっくに過ぎただろう」
「ふむ…笑いをとろうと思ったんだけど…」
「笑うところだったのか…」
「ふふっ…手塚は手強いね。桃は笑ってくれたんだけどな」
「すまない…俺は笑いとかよくわからないんだ」
「知ってるよ」
ちょっと気まずそうにしている手塚はちよっと中学生ぽく見えた。俺がふふっと笑うと、少しだけ顔を緩ませた。
「ところで、今何時だ?」
「5時だね…」
「行くぞ!不二!」
「着替えてから行くよ…この格好じゃ走りにくいしね」
そう俺は魔法使いの格好をしていて、長い帽子に黒いマントを着ていたからだ。さすがにこの格好は恥ずかしい。
「わかった。先に行く」
手塚は走ってコートへ向かって行った。きっとこの後、俺と手塚は二人でグラウンドを10周するだろう。
「でも、結構楽しみだな…」
読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m
お疲れ様です。
どうなっとるんだ、私の頭は!