自己満腐向け小説 -26ページ目

自己満腐向け小説

腐向け小説、そうでない小説…とにかく同人小説書いてます。

「おい!待たんか!」

「やだ。蓮二と帰ればいいじゃないか」

そう言うと幸村は真田の手を払った。そして、そのまま去っていった。真田はどうしていいかわからず、立ち尽くしていた。後ろから赤也と仁王がイタズラをしたことにも気付かなかった。

***

次の日

「おい、幸村。今のは速すぎるんじゃないか?」

朝練のサーブカットの練習中、いつもよりも速いサーブを打った幸村に真田が注意する。

「ああ、そうだった?なら、真田がやりなよ」

そう言って、幸村はその場を去る。そして、仕方ないといった様子で真田が打ち始める。


「弦一郎、精市はどこだ?」

柳に声をかけられる。わからないといった素振りで答える。


「知らないな。蓮二のところに行ったのかと思っていたのだが…」

「そうか…邪魔したな。続けてくれ」

そう言うと、柳は柳生の方に向かって行った。それを確認し、サーブを打ち始める。


***

「真田くん、先程のノートを見せていただけますか?」

1限の後に柳生が話しかけてくる。どうやら、先程の授業の黒板の文字で見えないものがあったようだ。

「ああ、俺ので良ければ」

柳生にノートを渡すと、柳生は真剣な面持ちで言う。

「あの真田くん、幸村くんと何かあったのですか?」

「うむ…俺にもわからんのだが」

「そうですか。早く原因を究明して、解決できるといいですね」

「…そうだな」


そう言って、考えてみるがやはり原因はわからなかった。昼休みに柳のところへ向かい、相談をした。


「なぁ、何か知らないか?」

「知らないな。本人に直接聞いてみたらどうだ?」

「うむ…話しかけると、避けられるのだ」

「打つ手なし…か」

随分考え込んだ様子で柳が言うので、真田は不思議に思えた。


「何故だ?打つ手なしとは…」

思わず聞いてみた。あの柳が、参謀と呼ばれる程の男が…。よほど難しい問題だったのだろうか。

「ふむ。だって、何か聞いているとしたら一番関わりの多い人間だろう?精市と一番関わりの多い人間は弦一郎だからな」

「む…、そうだな」


すると、柳は閃いたように言った。

「俺が聞いてこよう。お前には言えないことかもしれないからな」

「あ、ありがとう。助かる」

「今度、俳句作りに付き合ってくれよ」

「俳句!?…ああ」

そう言い残して、柳は去っていく。その後ろ姿を眺めることしかできなかった。


***

放課後、風紀委員があるため部活に遅れることを幸村に言いに行くと、幸村は教室にいなかった。そこに、たまたま通りがかった柳にその旨を伝える。

「承知した。だが、これからはあまり俺に話しかけない方がいい」

「どういうことだ?蓮二」

すると、柳は真田を無視して去って行った。現状に取り残され、しばらく考えていたが、委員会を思い出して急いだ。

「珍しいですね。真田くんが遅れるなんて」

席に着くと柳生が話しかけてきた。不思議そうにこちらの様子を伺っている。

「まぁな。幸村と蓮二について何か知らないか?」

「え?柳くんも、ですか?柳くんについては知りませんが…幸村くんなら、『真田の浮気者』と言っていましたが」

「幸村が?俺が浮気をしていると?」

「え、ええ」

そして、その事が気になり委員会どころではなくなっていた。委員会が長引いて練習には出られなかった。しかし、部日誌の当番が自分だったのを思い出して部室に向かった。

「ゆ、幸村?」

「あ…真田」

部室に入ると幸村が部日誌を書いていた。いつもなら、真田に任せるような幸村が書いていた。

「どうしたんだ?いつもなら書かないだろう?」

「べ、別に。ただ、真田は今日は練習に来なかったから書けないだろうと思って」

ちょっと照れながら幸村は答える。

「そうか。ありがとう」

「ふんっ。何だよ、今さら…」

幸村は落ち込んだ様子で呟く。独り言のように。

「幸村、聞きたいことがある。最近のそのような態度は何だ?」

「何だ?じゃないよ!お前が俺を裏切ったんじゃないか!なのにっ…」


幸村は泣き出した。例え、どんなに辛い時でも泣かないあの強い男が泣き出した。真田は動揺しながら、幸村に聞く。

「どういうことだ?」


「自覚なし…か。バカみたいだな、俺。一昨日だよ。真田がずっと、柳のところにいるから…話しかけても無視されるし…」

「幸村っ!それは、誤解だ!」

思わず、大きな声を出してしまった。幸村は、それを見て軽く笑った。

「誤解?」

「あ、ああ。その…蓮二に言われたのだ。幸村にべったり過ぎる、だから練習のミスも増えるとな。だから、蓮二と一緒にいるようにしていたのだ。無視はしていないはずだ」

「ふっふふふ。なぁんだ、そんなことか!」

「幸村?」

「わかったよ。俺の勘違いだったんだ。もう、気にしてないから安心して!」

「ふむ、そうか!では、一緒に帰ろう」

「もちろん!」


幸村は不思議なくらい笑っていた。それと同時にとても幸せそうな顔をしていた。そして、喧嘩?の後なので真田も久しぶりに見る幸村の笑顔にほっこりしていた。


「たまには喧嘩も悪くないな」


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はい!お疲れ様でした!

T&Bはキツかったので断念!
一番作りやすいテニプリで作りました(笑)

こういう話が好きなんです♪
ありがとうございましたm(_ _)m