君の隣が好きだ
君はいつも新しい世界をくれる
そんな君の隣にいると自分も仲間になったみたいで嬉しい
だから君の隣が好きだ
「やーぎゅ!明日の昼から遊ばんか?行きつけの店に新作がでとったぜよ」
仁王くんが、私に抱きつく。
急に抱きつかれたので噎せてしまった。
「いいですけど、何のお店ですか?」
「秘密じゃき」
そう言って仁王くんはどこかにいってしまった。
あなたは勝手な人ですね、全く…
そんなことを考えていると、後ろから声をかけられた。
「柳生!ここにいたのか!」
真田くんだ。ちなみに今私は数学の資料室の前にいる。
普段はこんなところに来ないのだが、先生に資料を返すよう頼まれたのだ。
よく考えれば、仁王くんはよく私の居場所がわかったものだ。流石はぺてん師(?)である。
「どうしたのですか?真田くん」
いつもの通り無表情で答える。
「実は、明日のことなんだが、幸村と蓮二も来たいと言い出してな…」
歩き出しながら話を進める。
その内容を聞き、ふと思い出した。
明日は午前のみ部活だから、午後からは真田くんの家に行き、風紀委員の仕事とその後、真田くんのおじいさん行きつけの和菓子屋に行く、という予定だった。
「しまった…」
先ほど、仁王くんと明日の午後から遊ぶと約束してしまった。どうしよう。
「ん?どうしたのだ?」
動揺する真田くん。幸村と蓮二がいたらいやか?などと聞いてくる。
「いえ、大丈夫です。私事ですので」
「そうか。しかし、顔色が悪いぞ。大丈夫か?」
驚いた。
普段、鈍感な真田くんがわかるほど動揺しているのか。
「大丈夫ですよ。少々、寝不足でして…鍵を返してきますね」
明らかに不審な態度でその場を脱した。
†††††††††
放課後、部活が始まった。
仁王くんに明日の予定をパスする旨を伝えなければならない。
「あの、仁王くん」
ストレッチを終え、これからラリーの練習に入るところで仁王くんに声をかける。
「おん、一緒にやろ」
「え、ええ。あの、そうではなく「仁王!柳生!早くコートに入れ!」…はい!」
明日のことについて話そうとしたら幸村くんに遮られた。
部活中はやめておいた方がいいですね。
1人納得し、コートに入る。
††††††††
部活が終わり、皆着替えも済ませた。仁王くんは丸井くんと楽しそうに会話している。
「仁王くん、少しよろしいですか?」
仁王くんに話しかける。
しかし、反応がない。まるで(ry
「あの、仁王くん!一緒に帰りませんか?」
少し大きめの声で話しかける。
「そんなに一緒に帰りたいんか?悪いが、今日はブン太と帰るけんのう。諦めんしゃい」
余裕を持った顔で答える。
丸井くんと?聞き捨てなりませんが、今はいいです。
とにかく、明日のことについて話す。
「あ?無理?…そうか、委員会ならしゃあないな。ええよ、気にせんで」
案外、あっさり許してくれた。
ただの杞憂でしたか。てっきり、ごねるか落ち込むかと。
(おい仁王。お前、明日の午後によるケーキ屋の下調べに今から行くんじゃなかったっけ?)
(すまん。もう意味ないけん、やっぱええわ)
(えっ!?俺のケーキ!!!!)
最後は仁王くんとブンちゃんのひそひそ話です。
ブンちゃんかわいそすww
仁王くんが不憫すぎるw
続きます。