赤司くんの暴走※高黒+赤司 | 自己満腐向け小説

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黒子が下校途中、いつものマジバに見慣れない制服の生徒が立っていた。

「やぁ、テツヤ」

話しかけてきたのは赤い髪の少年。いや、自分のよく知っているキセキの世代。赤司征十郎だ。


赤司征十郎は中学の時、同じ帝光中だったが、今は京都の洛山高校に通っているはずだ。なぜ東京にいるのか、謎だ。


「どうも」


いつも通りに返す。赤司は正直、何を考えているのか分からないから苦手だ。


「ここに来るのはわかっていたよ」

「そうですか」


よくわからないことを言われた。だからどうすればよいのだろう。すると、赤司が口を開く。


「実は「黒子!いつまで待たせんだよ~」


赤司の声に高尾の声が重なった。高尾と待ち合わせしていたのだ。高尾は赤司をチラッと見ると口を開く。


「あっれ~?赤司じゃね?どうしたの?」

「やぁ、君は秀徳の高尾だね。実はテツヤに用があって、ね」


そう言うと赤司はこちらを見る。

「今日は失礼するよ。明日は学校が休みだから、明日来る」


そして、赤司は去っていく。高尾の方を見ると、笑顔がひきつっていた。


「高尾くん、入りましょう」

自分の中で一番無難な言葉をかける。すると高尾がこちらを向く。

「おー、入ろうぜ!黒子は、バニラシェイク以外で食いたいもんある?」

「ないですね」

いつも通りではない様子の高尾がいつも通りにしようとしているので敢えて何も言わなかった。

「ねぇのかよ!たまには何か食えって~」

「そうですね」

不自然な会話をしながら、注文を終え、席につく。そして、高尾がいつもとは違う表情で口を開く。


「あのさ、赤司…何でもねぇや!」

「何でもないって、気になります」

「何でもねぇって」


そして、会話は終了した。その後はいつも通りの高尾のくだらない話を聞いて、店を出た。


「んじゃ、またな~」

「はい、さようなら」

高尾といい赤司といい様子がおかしかった。気になりつつも、翌日を迎えた。家から出ると高尾と赤司がいた。


「おはよう」

「おはよっ」

「あ、おはようございます」


何故か笑顔の二人がとても気になるが、ほうっておこう。何故、家の玄関にいるのかは本当に謎だ。

「あの、どうしたんですか?」

二人に聞いてみる。どういった敬意でこうなったのか。

「いや~俺、赤司のこと勘違いしててさ~」

「意気投合したから迎えに来たんだ」

「つか、マジこいつおもしれーわ」

高尾はケラケラ笑いながら話す。赤司も少しだけ口角が上がっている。よかった、昨日はちょっと空気が悪かったから。すると、赤司が口を開く。


「このあと、テツヤの学校に一緒に行く」


「は?」


意味が分からず、思わず情けない声がでる。それを高尾が笑う。赤司は真面目な顔で話す。


「今日は僕の学校は創立記念日で休みなんだ。暇だから、誠凛で1日を過ごそうと思って」


だから、意味がわからない。暇だから?は?赤司の考えていることはやはり意味不明だった。

ボーッとしている黒子の手を引き、赤司は歩き出す。もちろん、高尾も笑いながら付いてくる。


「な、黒子!マジうけるだろ!」


「はい。とりあえず、赤司くんには落ち着いてほしいです」

「僕は落ち着いているよ」

黒子の言葉にすかさず赤司は返す。そして、駅で高尾と別れ二人になった。すると自分の携帯が鳴った。


「マナーモードにしてなかったです」

「早く気づけてよかったじゃないか」

「はい」


そして、メールが届いていたので確認する。高尾からだ。


『どう?楽しんでる?w
今、どんな気分?www』

という内容だ。若干、イラッとしたが優しく返す。

『最悪です。
赤司くんと二人きりになるくらいなら、ボッチの方がましです。』

その時、赤司に声をかけられる。

「誰からだったんだ?」

「あ、高尾くんです」


会話がなくなる。そこに高尾からのメールがまた来る。

『www
ならさ、こっちからネタ振って雰囲気変えたら楽しいかもよw』

という内容だ。なるほど、ネタか。


「赤司くん。実は僕は…」

「なんだ?」

いきなり、暗い雰囲気になったので赤司が焦る。

「スマホがいいんです」

赤司くんが目を開く。理解できず、考えているようだ。

「そ、そうか…」


それを高尾に報告する。するとすぐに返信が返ってくる。

『wwww
もwやめwww』

という内容だ。それには返信せずに真面目な空気に戻す。

「赤司くん、どうして急に会いに来たんですか?」

「だから、暇だからって「嘘です。知ってるでしょう?僕が嘘は嫌いだって」

はっきりそう言うと、赤司はためらったように答える。

「…実は、高尾の…偵察と…いや、何でもない」

歯切れの悪いように気になる引きを作る。苛立った黒子はきつめの口調で言う。


「偵察と、何ですか?」

すると赤司はばつの悪そうな顔をして、答える。


「それは…テツヤの……観察だ」

「は?」


思わずおかしな声が出る。本気で分からない。何を言っているんだ?

「つまり、テツヤがこちらでどのように生活しているかを観察しにきた」

お母さんか!と突っ込みそうになった。

「いや、何でですか」

「もちろん、テツヤだけではない。他のキセキも見に行くつもりだ。安心しろ」

キセキはあんたの子供か!と声が出そうになった。危ない。

「赤司くん何の心配もしてませんから。意味が分からないので帰ってください」

「いや、まだテツヤの生活を「帰ってください」

そう言って、今から乗る電車とは違う電車に乗せる。ちょうどいいタイミングでドアが閉まり、赤司が焦っているのが確認出来る。

「赤司くん、さようなら」

黒子は手を振って見送った。


~後日~

『黒子、今日うちの学校に赤司が来て、黒子のことを愚痴っていったのだよ』

『テツ!赤司がお前のことぼやいてたぜ!鬱陶しかったじゃねぇか!!』

『黒子っち~!赤司っちに何言ったんスか~』

『ドンマイ☆』

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ようやくおしまいです。
お疲れ様でした!

いや、長い長い(笑)
高尾くんとの絡みが少ないですね~
もっと絡ませる予定だったんですけどね…( ;∀;)


とにかく、ありがとうございましたm(_ _)m