前回の続きです!





師匠から

『何か変わった事ないかい?』

と聞かれ、


見間違えかもしれませんと

前置きしてから

昨夜のおかめについて

話しました。




それを聞いた

師匠は驚くわけでもなく

『あぁ…そうか笑…

今からやってほしい事があるんだけど』

僕:???

『多分、部屋にちょっと重いのがいるから

今からこっちに引っ張るわ』

急な展開についていけず

「はい…はい…はい…」

としか返事もできずに
師匠の指示に従いました。


指示は以下のような内容でした。

①コップと小銭を用意する

②コップに水を表面張力ギリギリまで注ぐ

③玄関に続く扉と、玄関の反対側にある窓を開ける

④部屋の電気を消す

⑤コップに水が漏れない
 ギリギリまで小銭を入れていく

⑥再度師匠からの電話が来るまで待機




『じゃあちょっと待ってて
  終わったら連絡するわ』


「はい、お願いします。」

・・・・・・・・・・・・・・

電話を切り

真っ暗で静まり返った部屋で1人

コップに小銭を入れる・・・・

ふと冷静になると

ジワジワ恐怖が…

俺は何をしているんだ…

なんか小銭入れてる自分が怖い…

外の風入ってきてめっちゃ寒い…

怖い寒い

寒い怖い寒いゲロー


震えながらも小銭を入れ続け


もう1円玉を一枚でも入れると漏れそう!

ってとこまで来て

小銭を入れる手を止めた時



?:《ハァー ハァー》



玄関の方から

ため息のような

何かを引きずるような音が

聞こえて来ました


一瞬で身体が硬直し

心臓がドックンドックン鳴り始め

僕は怖くて目をつぶりました


目をつぶると

なおさら音の位置がハッキリわかる

その音は徐々に近づいてくる


ヤバイなんか来る!!

そう思ったが

音は僕の所では止まらず

僕の後ろを通り過ぎ

開けておいた窓の方へ向かっていった

そしてそのまま

窓の外へ出るように

音は消えていった…




その瞬間

携帯が鳴り

師匠からの電話が

『終わったよ』

師匠の声を聞いて

安心感から全身の力が抜けた

「ありがとうございます」

『いいよ。後はそのコップを
  明日の朝まで触らないでおいて、
  朝コップの中の水の量が減っていなければ
  大丈夫だから』



僕は今起こった事が何なのか

なぜこのタイミングで電話をくれたのか

気になって

師匠の職場に行った(僕のバイト先でもあった)


職場に到着して

いろいろと質問をした

○なぜ電話をくれたのか
 何日か前から僕から霊臭がしていたとの事
(霊と同じ空間に長くいると臭いがつくらしい)


○あの音の正体は
 師匠にもわからないらしいが
 以前に同じ事をした際に
 同じ事を言っていた人がいたとの事
 師匠の推測では不動明王様が縄で
 縛ったを霊引きずる音じゃないかと…
 (この詳細はまた別の時に書きます。)



○コップの意味
 あの方法は家に霊がいるかを
 確かめるものらしい
 霊がいると水の量がけっこう減るとの事



○僕の見たものは
 どんな霊かはわからないけど
 僕が鏡や窓に向かって
 ブツブツネガティブな事を言っていたために
 呼んでしまったものらしい
 (無意識でしたが、当時師匠と
  同じ職場になる前のバイトで
  いろいろあって、かなり
  ストレスが溜まっていたので…)


だいたいこんな感じ


こんな体験をしたのは始めてだったので

最初はかなり戸惑いましたが

師匠の説明でいろいろと納得できた


ちなみに一番怖かったのは

僕の部屋に入った事のない師匠に

部屋の間取りや

物の位置を正確に言われたこと笑






今回はこれで終了です!
長くなってすみませんぼけー
読んでくださりありがとうございます!
ではまた次回!