「現証によって真言を破す」

  日蓮大聖人は、秋元御書(1073㌻)に「而るを日蓮一人・阿弥陀仏は無間の業・禅宗は天魔の所為・真言は亡国の悪法・律宗、持斉等は国賊なりと申す」とあり、「真言は亡国の悪法」であると、おおせである。

いま亡国の現証の一例をあげると承久の乱(1221年)の時、朝廷側は、真言宗の祈とうを頼り、新興勢力たる武家側に打ち破られ、三人の上皇は流罪になったのである。

撰時抄(282㌻)に「後鳥羽院は隠岐(オキ)の国へ御子の天子は佐渡の嶋嶋へ調伏しやりまいらせ候らいぬ、結句は野干(ヤカン)のな(鳴)きの身にをうなるやうに還著於本人(ゲンチャクオホンニン)の経文にすこしもたがはず・・・」とある。

さらに、
中国の真言宗の元祖である善無畏(ゼンムイ)が死んだ時の相は、まさに地獄の相そのままであった。師匠がそうであれば、その弟子もまた無間地獄は疑いない。

新国王御書(1523㌻)に「されば善無畏三蔵は閻魔王にせめられて鉄(クロガネ)の繩七脉(ナワナナスジ)つけられてから(辛)くして蘇りたれども又死する時は黒皮隠隠として骨甚だ露焉(アラワル)と申して無間地獄の前相・其の死骨に顕れ給いぬ、人死して後色の黒きは地獄に堕つとは一代聖教に定むる所なり、金剛智・不空等も又此れをもって知んぬべし、此の人人は   改悔有りと見へて候らへども・強盛の懺悔のなかりけるか、今の真言師は又あへて知る事なし、玄宗皇帝の御代の喪(ウシナ)いし事も不審はれて候」とある。

  このように真言宗の害毒は、大は国家社会をほろぼし、小は個人を地獄へ追いやる
亡国・亡家・亡人の邪宗教である。

                           (『仏教哲学大辞典』より)