【いい湯だな~山形】
平成最後(令和元年)の年に入りNHKの朝ドラが「おしん」の再放送を始めた。海外でも好評な「おしん」。乙羽信子おしん(田倉しん)と大学生である加代の孫、八代 圭がおしん思い出の地そして、回想の場として旅に出た。令和を迎えた最初の旅行先として、わたし達も「山形・山居倉庫」と「銀山温泉」を選んだ。とは言え5月最終週の山形は何もかも早すぎました。河北町の[ベニバナ]・寒河江の[サクランボ]・尾花沢の[すいか]も…。すべてタイミングの悪さはこの上なかった。しかも、予定していた蔵王のロープウエイ展望台もくもりから雨との予報でご辞退申し上げました。ちょっとフラストレーションの残る旅。しかし、温泉だけは充分楽しめお湯でふやけた体で小牧空港に戻ってきました。
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【山寺】
[山寺駅ーⅠ]…木製の駅名表示も今では…。
[山寺駅ーⅡ]…懐かしさを感じる駅とホームです。どこからかキリギリスの声が聞こえてくる感じがしませんか?
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駅前そば処[焔蔵(えんぞう)]…(影の声:エエゾーだって!?)
[いも煮・板蕎麦]…本物の「蕎麦」と本物の「いも煮」最高!!!
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山寺一帯を…JR駅前より…[五大堂]・[開山堂]・[釈迦堂]
[山寺(立石寺)・参道]
『余談』…ここの和尚さん!動物を虐待したとかで警察に連れていかれたとか???。♫山寺の和尚さんが 毬はけりたし 毬はなし 猫をかん袋に 押し込んで ポンとけりゃ ニャンとなく ニャンがニャンとなく ヨイヨイ~♪
4/1エイプリル フールのはなしでした。
[立石寺・本堂]
芭蕉も紀行作品の「奥の細道」で立ち寄ったとのことです。…県内いたる所で「奥の細道」・「松尾芭蕉」の足跡がみられます。
[山寺芭蕉記念館]
[旧山寺ホテル]…訪問時には「結城泰作レトロ館原画展」を開催。山形県の現存するレトロ建物のペン画が展示されていました。
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【紅花資料館】
「紅花資料館」…日本遺産に認定されています。
資料館中庭の[紅花]…これでは黄色の花なんて全くの期待薄。
資料館の隣の「サクランボの木」には「🎶 ほら ほら 黄色いサクランボ~」はおろか未だ実もついていない状況でした。
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【ひとこと】
京都の舞妓さんの口紅が紅花から作られることでも知られているように紅花栽培は上方との交易は莫大な富と文化をこの地にもたらした。また、紅花染めの衣装をつけての雅な雛人形や舞など今日まで引き継がれている。この地方の豪農・豪商をとくに「紅花豪農・豪商」というそうです。
引き出し付き階段…乾燥大麻ならぬ乾燥紅花を……???
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【雪国ならではの工夫ーⅠ】
[吹溜り柵]…道路の風上に設置。柵にあたる風の強さを弱めるとともに柵の根本に雪を積もらせ道路への飛雪の吹込みと吹溜りを防止する。
【雪国ならではの工夫ーⅡ】
[散水スプリンクラー]…積雪時↓↑部から散水し、雪を溶かし、また道路の凍結を防ぐ。
【雪国ならではの工夫ーⅢ】
[縦型信号機の採用]…積雪時雪の重量軽減。上から赤→黄→青。矢印信号は赤のとなりについていました。ちなみに横型信号機は左から青→黄→赤と決まっているようです。
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【教えて下さい。お願いします。】
信号機を見ていて気が付いたのですが、上部と下部、W2とW1の幅が少し違うのです。上部・W2の方が下部・W1よりすこし長いのです。少し下向きの傾斜がついているのですが、これは①雪がガラス面に着かないようにか②西日があたっても色の判別が見やすいように防眩のためか③その他の理由なのか。考えはじめたら夜も寝られなくなりそうです。とある漫才師が言っていたとか…言っていないとか…。
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【銀山温泉】
[XX用リヤカー]…すべての旅館に設置されていましたが、XX用ってな~あんだ?
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それはネ!
温泉街は道が狭く車両通行禁止。温泉街入り口まで旅館の方がリヤカーでお出迎え。手荷物を旅館まで運んでくれます。お世話になりました。
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木造3階建ての今夜のお宿「永澤平八」……大正時代の建築が軒を並べ、ノスタルジックな雰囲気にひたった気分になるのは昭和生まれのため?
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[フロント]…時代を感じさせる時計・柱・旅館名の書かれた木製パネル
階段のすり減った [踏板]・[段鼻]・[けこみ板]も んんん。
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2階の窓からメインストリートを…中央の川は「銀山川」
銀山温泉は「摂津有馬の温泉は、金の楯(たて)より湧き出づるゆえ、日本一の名湯であり、ここの銀山は銀の楯より湧き出づるゆえ日本第二の名湯なり」とよばれているそうです。
なぬ!?温泉街に豆腐屋が…「野川豆腐店」…観光客が温泉に入り、夕食前にアイスクリーム代わりに食べる人が多いとのことでした。
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[夜の温泉街]をちょっとダケ
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【出羽三山神社】…羽黒山・月山・湯殿山
「随神門」
「羽黒山のスギ並木」…国の[特別天然記念物]
「羽黒山五重塔」
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【鶴 岡】
「大寶館」…大正天皇の即位を記念して創建されたとか。現在は郷土人物資料館として利用されている。
[資料展示著名人]……評論家・高山樗牛/作家・横光利一/作家・森 敦/作家・藤沢周平/行司・第28代木村庄之助/力士・第47代横綱 柏戸 他
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【致道博物館】
「旧西田川郡役所」
「旧鶴岡警察署庁舎」
「取調室」
明治時代の「取調べの様子」
「かぶと造り」…湯殿山の近くの民家を移築展示。田麦俣多層民家は均整のとれた外観と反りをもった美しい茅葺屋根の民家です。
「合掌造り」…世界遺産白川郷(相倉)の茅葺屋根の写真と比べてみて
下さい。どちらも日本の原風景は同じです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【山居倉庫】
「ケヤキ並木」…日本海の強風と夏の直射日光を遮り、倉庫内の温度変化を少なくする目的で植えられたようです。
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「山居倉庫」…米の保管倉庫で現在でも現役。倉庫の屋根は断熱を考慮した二重構造。土間は[ニガリ]を練り固めて防湿効果にと配慮されているとのこと。自然を利用した低温倉庫です。
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「小鵜飼船(こうかいぶね)」…庄内地方の年貢米をこの酒田の地に集め、酒井湊の沖に停泊中の北前船に運んだり、北海道・大阪からの物資を北前船から引き上げるために小回りのきく船として利用された。
遠くに未だ雪を冠った「鳥海山」(5月30日撮影)
ちなみに鳥海山の高さは2236m フーフーでミロだそうです。
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「旧鐙屋(あぶみや)」…酒田を代表する廻船問屋
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「酒田町奉行所」の青銅模型品…屋外に展示されていました。
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湯の浜温泉「愉海亭 みやじま」…海辺の温泉「湯の浜温泉」を今夜の宿にしました。
「愉海亭 みやじま」…夕陽の先は北朝鮮?それともウラジオストク?
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「庄内観光物産館・ふるさと本舗
「庄内観光物産館・魚市場」
[魚市場・店内-Ⅰ]
[魚市場・店内ーⅡ]
[魚市場・店内ーⅢ]
おみやげ用に「おこぜ」と「とびうお」ゲット!
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道の駅「天童温泉」
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ときどき?のコース逸脱の旅もありっていうことでの旅行を楽しんでいますがまたまた失敗!? 蔵王温泉の「大露天風呂」を計画のなかに入れておいたのですが、雨模様の天気からギブ。代わりに山形空港まで30分のところでゆっくりしようとのことになり、「道の駅 天童温泉」を選択。ところが、聞いて みてエ~。足湯ならあるけど、「近所の旅館で立ち寄り湯をどうぞ!」だって。入浴設備のない「道の駅 XXX温泉」は全国で5駅とのことです。
①北海道:「道の駅 摩周温泉」②北海道:「道の駅 おんねゆ温泉」
③山形県:「道の駅 天童温泉」④岡山県:「道の駅 奥津温泉」
⑤愛媛県:「道の駅 今治湯ノ浦温泉」
今回の旅行は改めて 『温故知新』の四文字を思い起こさせる旅でした。
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2019/6/8