前回、戸建てとマンションに悩んでいるという
60代の知人の話をしたばかりで
今度は、関西に住んでる長男くんから
「家を探してるんだけど、すごく悩んでいる」
という連絡がきた。
もちろん、初めて買う家。
私もそこに20年程住んでいたので
地理はわかる。
彼なりに予算と沿線もだいたい
決まっているようで
じゃあ、戸建てかマンションか、となった時
別に決めてないそう
あら
長男くん、ネットで色々探したらしいけど
ピンとくるのがないらしい。
1軒だけ気になった戸建ての物件が
送られてきた。
安くて、駅にも徒歩10分以内
こちらでも調べてみたら
造成工事規制区域だった、
（崖崩れなどの可能性があるので地盤改良を
ちゃんとやらなくちゃだめだよ、という区域）
元々前面道路の幅が4ｍなかったので、
セットバックして敷地が道路にとられている。
ということは、1台しか通れない道路。
駐車2台可と書いてあるけど
実際1台出入りするだけでも
大変なんじゃないかな。
あとなぜか、バルコニーが北側に1つあって…
諸々…
息子に説明すると
だから安いのか、という返事
そっかあ、息子こんな感じなのね、
と再認識
ちょっと脱線するけど
不動産売買、
親御さんの意見を重要視して
決められないお客さん（息子）がいた。
その時は、
誰が住むねん！
誰がお金支払うねん！
しっかりせーよ。
と心の中でツッコんでいた。
で、それが自分の息子が相談してきた場合
どこまで関わるのか、難しいことに気付く
職業柄？職業病？できっと
一度関わると、最後まで関わりたく
なってしまう私
そういえば親の意見を重要視する
子供の親の職業って、必ず建築関係や
不動産関係なんだよね。
ヤバイ
これって、ダメな親のパターンになってしまうかも？？
うんうん、気をつけよう。
でもまあ、何も決まっていない段階で
悩んでいる、と聞いてそっぽ向くわけにも
いかないので
（いやいや、相談されて嬉しいのが本音）
まずね、
「家を購入する時の諸経費について」
「マンションと戸建てのデメリット」を伝えた。
家を購入する時の諸経費
家を購入する際に必要なお金って
物件本体だけではありません。
諸経費も必要になります。
一般に、
①中古マンション、建売戸建て、中古戸建の
諸経費は、6％～9％
②新築マンション、注文住宅は3％～6％
（仲介手数料がかからないから）
諸経費の詳細は、大きいところで
仲介手数料、ローン保証金、火災保険料（地震）、などなど・・・
例えば、3,000万円の物件の諸経費は
①なら180万～270万円
（その内仲介手数料が96万+税）
②なら90万～180万円
因みに一番、諸経費がかからない方法は
②で、現金で払うと
ローン保証金がなくなるので、ぐっと減る。
マンションと戸建てのデメリット
メリットを伝えるより
敢えてデメリットを伝える。
＜マンション＞
①管理費、修繕積立金を住む限り毎月ずっと払う
（年金生活になっても）
②自分はちゃんとしても住民によってマンションの価値が下がることがある。
③防音があるか、どうか、
④役員が回ってくる
＜戸建て＞
①自分で家のメンテナンスをしなければならない、（購入して終わりではない)
②虫が家に入りやすい、白あり対策
③自治会の作業がある（側溝掃除や草取りなど）
こんなことは、50代60代の人は
当然わかっていることでしょうが
初めて家を購入しようとしている息子世代には
わからなかったりするんですよ・・・
今後は息子らに必要とされれば
いつでも相談にのるし、
とにかく夫婦でとことん話合ってほしいと思う。
頑張れ、
息子よ、お嫁ちゃんよ
茨城県庁からみた水戸の街並み
夕陽がいいね！
こっちはさっきの写真の
反対側から撮った写真。
宇宙船のような(乗ったことないけど)
そんな勝手なイメージの建物
夜景みながら、食事ができるスペースが
あって、ドリンク片手に仕事か？読書か？
かっこいい大人達がいらっしゃいました
では、また