言葉一つ。
たかが一つ。
されど一つ。

その一つで嬉しくも楽しくも、
悲しくも虚しくもなる。

喜びと幸せに満たされる事もあれば、
腹が立って消えてしまいたくもなる。

同じ言葉一つでも違う人が受け取れば、
意味は何千何万何億通りにもなる。
何気ない言葉一つでも受け取り方ひとつで、
プレゼントにも凶器にもなる。

私が今日受けた一つの言葉が、
ずっと胸に突き刺さっている。
どれだけ抜こうとしても、
深く深く突き刺さっている。

馬鹿馬鹿しい。
幼稚だ。
気にするだけ無駄だ。

頭でどれだけ言い聞かせても、
一向に抜けそうにない。

これまでの人生で知らないうちに、
私も誰かの胸に突き刺したかもしれない。

刺される事もあれば刺す事もある。

そんな強大な威力のあるものを、
日々何気なく必然的に使っている。

その奇妙な恐怖に苛まれるのだ。