中高生・男子を対象にした「将来なりたい職業」のアンケートをしたところ

第3位だったのが、「ユーチューバー」でした。

ユーチューバーは、ITのエンジニア、ゲームクリエーターに次ぐ

憧れの職業のようです。

 

そんなユーチューバーの1人に、「みずにゃん」(男性)という方がいて

彼の製作した動画が、物議をかもしています。

昨年10月、座間市で起きた男女9人殺害事件を覚えているでしょうか?

ネットで、自殺願望のある女性を誘い出し、殺害した事件です。

みずにゃんの動画に、その白石容疑者の知人という男性が登場し(声だけですが)

インタビューに答えました。

その中で、風俗関係のスカウトを一緒にやっていたというその男は

白石容疑者が「臓器を売っていた」と言ったのです!

そうなると、殺人の意味合いがまるで変ってきます。

彼は、自殺願望のある女性を手助けしたのではなく

不足している臓器提供者(ドナー)を得るために

殺害を繰り返していたことになります。

朝日新聞の記事によると

みずにゃんの動画に登場した男は、ウソをついていて

結局、臓器売買はつくり話だったようですが

影響力のあるユーチューバーが発信したニュースは

広く世間に拡散してしまったのです。

 

YouTube発のニュースを否定するつもりはありません。

例えば「みずにゃん」の動画に

架空請求業者(ネットやスマホで “有料サイト” を閲覧したと言いがかりをつけて

金をだまし取る詐欺師など)と電話で対決する動画がありますが

妙にリアルで、ツマラないニュースよりもよほど見ごたえがありました。

だから「ユーチューバーがマスコミを超える時代が来る」などという専門家がいますが

あながち嘘とは言い切れません。

 

ただ、ユーチューバーには大きな弱点があります

それは、ニュースの真偽を調べる取材力の無さです。

たとえば、前述の「白石容疑者の知人」なる者がいたとして

はたして彼が本当のことを語ってるかどうか

その裏付けを取るための取材力に脆弱さを感じます。

あるネットに詳しい専門家が

  「本当のこと」という担保はビジネスに寄与しない

   ドラマと一緒で、真実でもウソでも、面白ければいいのではないか

と言ってましたが、私はその考えには同調できません。