cLOVEr×HEaRt -15ページ目

ある初夏の




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メガネをこう左手でつまんで、そのまま掛けようとしたら、右の柄の部分が右目の上まぶたにズブブって。



その時の顔はさてどんな。



そんな辱しめを受けたらこのまま引き下がれない。


左手と顔の微妙な連動性のみを駆使して、何とかあるべき姿に、何とかあるべき姿に。


と、もがいてる最中は無意識に両目は閉ざされ、口は半端に開いていた容子。




そこへ─



一陣の風。



口腔に勢いよく飛び込んできた羽虫を反射的な嫌悪感で吐き出した。






その一部始終を隣で見ていた人が笑ってくれた。




それでいい。それがいい。