3月1日の読売新聞に続き、本日の朝日新聞でも新潮社の新刊案内の広告が掲載されていました。世間的な注目度はアップしそうです。ただし「添野義二」も「大山倍達」も若い人は「誰?それ」という感じでしょうか。でも「空手バカ一代」世代には、肯定的に読むにせよ否定的に読むにせよ、必読の書ですね。

 

本日ようやく、読み終えました。気になる部分はいくつかあって、典拠資料を探してから、また書いてみたいと思います。

 

著者の方が「おわりに」で書かれているように、添野師範の語り口調と著者の補足で構成されています。読んでいる途中で、語りの部分も著者が書いている(実際そうなのですが)かのような錯覚を生じました。特に、ある特定の方々について語られる部分は、著者の思い(込み)が強く反映しているように感じます。本当に添野師範が,その通りに語られたのでしょうか。

 

著者の方は、新潮社の校閲は非常に厳しいと書かれていたようです。誤字・脱字、使い方の間違いはチェックできても、書かれる内容まではチェックできないかと思います。

 

著者の補足の文中に下記の文言がありました。

「大山の口から発信された「情報」は細かい確認が必要なのだ」

”大山”の部分を置き換えた上で、この点を肝に銘じて、この本を読まないといけないと

実感した次第です。