子供時代


とにかく両親から否定される毎日


耳にタコができるくらい

言われていたのが



高校までは出してやる


弟は男だし

成績がいいから

大学に行かせるが


でも、女は大学なんて行かせない

女を大学に行かせるお金はうちにはない


女は高校卒業したら就職


女は勉強なんていらない

すぐ就職だ!働け!!働け!!!



田舎だし

農家だし

周りもそういう考えだし


ずっとずっとずっと

そう言われて育ってきたので


大きくなったら何になりたい


なんて

自分の意見を言っちゃいけない雰囲気を

子供ながらに感じとってました




ずっと絵を描くのが好きで

子供の頃から

広告の裏や

ノートの隅に描いていました


いつかは絵を描く人になりたい


密かにそんな夢を持っていました



でもある日、

小学校の全校生イラスト大会というものがあり

自宅で日曜日の日中

必死にそれに出すイラストを描いていました


確かアニメを模写したイラストで

子供なりにそっくりに描けた、と

大満足していたら



急に父親が帰って来ました



無防備に

父親にイラストを見せ



ね〜!そっくりに描けたでしょ!

見て見て〜!



なんて声をかけたもんだから…



そのとき

ブチッと父親の何かが切れる音が

確かに私には聞こえたんです



フンッ!!

なんだ、そんな心のこもっていない絵なんか

描きやがって!!!!



ああ

また私はやってしまった…



なぜこうも親を怒らせてしまうのだろう


ガーンガーンガーン



あのときの父親の頭の中を

辿ってみるとこうだろう


農家に休みはない

日曜日だって働かなくちゃいけない

しかも炎天下

俺は一生懸命働いている


なのに子供はこんなくだらない絵を

涼しい家の中で描いている

(でもエアコンなんてもちろんありません)


俺は働いているんだぞ!

働いている方が偉いんだぞ!!



でしょうか?




でも小学生の私にはわからない

そんなことわからないけど



私は心のこもった絵を描けない

ダメな子



という意識は

しっかりと心の奥底に植え付けられました



そしてその自己否定の芽は

どんどん私の中で大きくなり



私は何をやっても上手にできない

ダメな子



という呪いに変わり



何かをしたい

何かになりたい

何かに挑戦してみたい


なんて考えなくなりました


だって私は

何をやっても上手くできないダメな子だから


無意識に自分で自分を否定していました



両親のいうとおり

高校卒業したら就職すればいいんだ


大学にいかないから

お金のことで両親に迷惑をかけない

私はいい子



両親にとって

都合のいい子どもの出来上がりです


まったく

うまく洗脳したものです




セキセイインコ青セキセイインコ黄オカメインコ




今、私は定期的に

臨床心理士の先生のカウンセリングに

通っています


両親から植え付けられた常識に

がんじがらめに束縛されていた私は

ある日突然、

全ての会話が自分への批判、攻撃に

聞こえるようになってしまいました



心療内科を受診し

臨床心理士の先生とのカウンセリングで

両親との関係や

両親の子供の頃の家庭状況も踏まえ

分析をしてもらいました



今は

日常の生活でも

職場や人間関係でつまずくことが多いので

いろんな事例を相談しています


やはり

子供の頃にかけられた呪縛の影響が大きいです

先生と話していて

気づきを得られることが多く

今から自分の人生をやり直せばいいんだ

と思えるようになりました




こんな欠陥人間でも癒してくれる花々


今年も素敵な花を咲かせてくれて

ありがとう照れ