[お断り] この記事はきゃりーぱみゅぱみゅのライブレポですが、きゃりーキッズ中心に書きます。きゃりーぱみゅぱみゅ自身の既成概念に囚われないキャラに魅力を感じてますし素敵な女性だと思ってます。でも、このブログにもありますようにPerfumeファンからきゃりーぱみゅぱみゅを経由してTEMPURA KIDZに流れた私としてはダンスミュージック系の楽曲とキレキレダンスの組み合わせに最も魅力を感じる訳で、どうしても視線はきゃりーキッズの方に行ってしまいます。それも中心にきゃりーが居てこそのことだと考えています。決してきゃりーがキライな訳ではないことご理解ください。ただ、どうしてもきゃりーキッズ中心の内容になりますので、それがお気に召さない方はどうぞ、この記事はスルーなさってください。時間を無駄に使わせて申し訳ありません。

それから文章力がない分、写真でごまかしてます。携帯とかから読むと内容ない割りにパケット容量を食います。どうかご容赦を。

ライブの内容については、プロのライターさんによるQUICK REPORT「『世界のきゃりー』が描き出す僕らのポップ理想郷」の方が詳しいです。



15回記念ということで2週末にわたって行われたROCK IN JAPAN FES. 2014、途中5日間のインターバルがあったり、初めて大雨に遭ったりと何とも不思議な9日間でした。その余韻に浸りたい一方でTEMPURA KIDZの高知よさこい祭りでの活躍の情報なども入ってきて何とも落ち着かない日が続いてます。

そろそろレポートをまとめて、これからのことに気持ちを切り替えていきたいと思います。

手始めは2週目の目玉だったきゃりーぱみゅぱみゅから。



前置きが長くなりました。

このブログでここのところ一番アクセスが多いのが「きゃりーキッズ名鑑」です。私は2年前からきゃりーぱみゅぱみゅのバックで小中学生くらいの小さな子たちが変な顔しながらキレキレダンスを踊っているのが気になっていたのが高じてTEMPURA KIDZを応援しています。そして、TEMPURA KIDZが卒業した後のきゃりーキッズも大好きです。初期メンバーよりも年齢層が下がってきゃしゃな感じがする分、体付きとダンスのキレの落差が際立って初期メンバーよりも観ていて楽しいとさえ感じています。

ところが、今の現役きゃりーキッズを生で観た機会は少なくて、今年1月18日の横アリ公演で双眼鏡使っても見分けが付かない場所で観たのと5月17日Zepp Tokyoで停まっているときだけかろうじて顔の見分けがつく場所で観た2回だけでした。そんな訳で、今回ROCK IN JAPANではできるだけ前できゃりーキッズのダンスが観たいと思ってました。

このため、2組前のBASE BALL BEARからフロントエリアに突っ込んで行きました。二組とも圧縮とかモッシュとかはなく、曇ってて涼しかったこともあって、二組の演奏を心から楽しみながら、きゃりーぱみゅぱみゅの出番を待つことができました(二組の感想はフェス全体の感想の中で後ほど記事にしたいと思います)。

最前は取れませんでしたが、フロントエリア上手のセクションの中央よりの柵という前に視界を遮るものがない絶好のポジションを獲得しました。


実は、ROCK IN JAPAN FES.のGRASS STAGEでこんなに良い場所が取れたのは初めてです。Perfumeのアクトで中央のセクションのもう少し近い場所まで行ったことは何度かありますが、圧縮と視界の悪さに耐えられずフロントエリア最後方まで後退することの繰り返しでした。

前の二組に比べてフロントエリアの人口密度が倍くらい高かったので圧縮を覚悟しましたが、早めにフロントエリアへの入場を制限したらしく、驚くほど快適にきゃりーキッズのダンスを鑑賞することができました。



[セットリスト]
M01 ピカピカふぁんたじん
M02 きらきらキラー
M03 きゃりーAN AN
M04 にんじゃりばんばん (Short Ver.)
M05 インベーダーインベーダー (Short Ver.)
M06 ふりそでーしょん (たぶんShort Ver.)
M07 トーキョーハイウェイ
M08 CANDY CANDY (Short Ver.)
M09 PON PON PON (Short Ver.)
M10 つけまつける (Short Ver.)
M11 もったいないとらんど
M12 シリアスひとみ (Short Ver.)
M13 ファッションモンスター (Extended edit)

なお、写真と曲目は関係ありません。2曲分しか写真持ってないので。



M01 ピカピカふぁんたじん

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開演と同時に女性客から「かわいー!」という歓声が上がり、きゃりーキッズが出てきました。フェス出演時によく使う白いTシャツの上にキャミソールにチュールのスカートの衣装。ただ、いつもと違うのは、衣装の上下の色の組み合わせがいつものばらばらじゃなくて、4人ずつトップとストッキングがピンクでスカートがブルーのグループとトップとストッキングが水色でスカートがピンクのグループで揃えたのと、胸周りのチューブトップを付けていなかったところです。ピンクとブルーの色合いが何とも清涼感があって、夏フェス向きだなと思いました。

曲の最後にきゃりー本人が登場。きゃりーも水色にピンクのツートンの清涼感溢れるワンピースでした。

翌日東京・夢の島公園陸上競技場で行われた「WORLD HAPPINESS 2014」にも同じ衣装で出演したようなので、夏フェスはこれで行くようですね。

M02 きらきらキラー

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新アルバム「ピカピカふぁんたじん」収録曲が続きます。
この曲はMUSIC ON! TVで放映された「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL | メトロック2014」の映像で予習済です。

「oy! oy! oy!」の声はあまり上がらずメトロックに比べると少しアウェイな感じ。圧縮がないことも含めてフロントエリアの熱気は少し物足りなく感じましたが、ゆったりときゃりーキッズのダンスが鑑賞できたので文句を言う筋合いではありません。

きゃりーキッズが入れ替わり立ち替わり私のすぐ前にやってきて、表情をクルクル変えながらキレキレダンスを見せてくれます。生のあまね、かのん、ちびななん、ひろみん、美月、みみ、そして二人の新メンバーが踊っているところを間近で観られる幸せ。両端に位置取ることが多くテレビ映像になかなか映らない美月、みみもよく見えました。もちろん新メンバー2人も。一部のメンバーの素顔はTEMPURA KIDZのライブ現場で見かけたことはありますが、やっぱり踊っているキッズは最高です。

いつもライブ映像ではちびななとひろみんの表情の変化が映されることが多いのですが、この日はあまねが際立ってました。WOWOWのカメラスタッフもそれに気付いたようで、「現地から生放送」ではあまねの表情が多めに映されてました。

M03 きゃりーAN AN

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フェスで会場の一体感を作るのにこういう曲は有効ですね。
「あんあん ああん あん」でキッズが左右に足を上げながら踊るダンス、結構好きです。大観衆を前にキッズたちも気合が入っていたようで、足が水平に上がってました。

M04 にんじゃりばんばん (Short Ver.)
M05 インベーダーインベーダー (Short Ver.)
M06 ふりそでーしょん (たぶんShort Ver.)


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にんじゃりばんばんはレクチャーなしでしたが、「ばんばん」のところで会場全体から手拍子が聞こえました。浸透したようです。ところが1コーラス歌ったところでキッズたちがドルフィンでおしまい。続く2曲もショートバージョンだったと思います。

きゃりーぱみゅぱみゅは矢継速に新譜を出しているので持ち歌が急に増えた一方、フェスのセトリにアルバム曲を入れる余地が少なくなって、RIJF2012に比べてRIJF2013のセトリがずいぶんつまらなくなったように感じたのですが、ショーとバージョンのメドレー形式にすることで比較的知名度の高いシングル曲をしっかりカバーしながらアルバム曲を入れる時間を確保する作戦に出ました。個人的にはシングル曲、特に最近の曲は味が濃すぎて食傷気味なのでこれはこれで良いかなと思います。

私の当てにならない記憶どおりならば、このメドレーの冒頭で、きゃりーキッズが二人ずつ交代でちょこっとずつ踊るダンスナンバーがありました。きゃりーキッズのメンバーに声をかけるのに絶好のチャンスだったんですが、心の準備ができていなかったのと、キッズのダンスに見入ってしまって、声が出ませんでした。結局このライブを通じて新メンバー以外のキッズに声をかけて上げることはできませんでした。私にとってキッズのライブを観るチャンスはあまりないので、ちょっと後悔が残ります。

M07 トーキョーハイウェイ

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この曲のイントロを聴きながらアルバム「ピカピカふぁんたじん」をまだ買っていなかったことを思い出しました。特典DVDの中身が気になって、かといって2枚買いする経済的余裕も置き場所もなくて、買えずにいたのです。

曲は大好きです。アルバム曲の中でも一番好きじゃないかと。サビの前後できゃりーとキッズが観客に振りをリードしてくれたような記憶があるのですが、どういう振りか忘れてしまいました。

たしかこの辺のMCの直前に大きな声できゃりーに叫んでたファンがいましたが、早口で何て言っているかわかりませんでした。観客全体から笑いがこぼれていたので、なにか面白いことを言ったのかもしれません。

M08 CANDY CANDY (Short Ver.)
M09 PON PON PON (Short Ver.)
M10 つけまつける (Short Ver.)


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ここからまたシングル曲メドレー。きゃりー本人による曲振りの前にキッズたちがきゃりーを囲んでカマキリのポーズで曲名がわかります。2年前にパンパンに入ったSOUND OF FORESTで初めてきゃりーのライブを観たときに「ぱみゅぱみゅレボリューション」の次がこの曲だったのを思い出します。「いっしょに歌ってー」の後は周囲から歌声も聞こえました。

「つけまつける」は初期メンバーのフェス映像やオーディションのお手本映像を繰り返し観ているうちに大好きになった曲です。これが観られただけでも幸せです。

M11 もったいないとらんど

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この曲が聞こえてくると何となく終盤にさしかかっているなという感じがします。横アリで行われた「マジカルワンダーキャッスル」の印象が強いのでしょうね。

M12 シリアスひとみ (Short Ver.)

きゃりーが「ひとみしり」ということをもじって「ひとみしりあす」から「シリアスひとみ」というタイトルになったことをMCで説明していました。

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こちらはロックテイストの新曲。アルバム聴いて予習していないのが裏目に出て、どこで乗ったら良いかわからないうちに曲が終わってしまいました。きゃりーがうまく観客をリードできればロックフェスでも盛り上がれる曲だと思いました。ひとみしりのと言いつつも強制参加型のライブを旨とするきゃりーにとってライブに「参加する」ことが目的でオーディエンスが集まるロックフェスは相性が良いと思います。もっといろいろ仕掛けても良かったのかな、と。

この曲が終わって、きゃりーが一息つけているところに観客席から「キッズダンサーキレキレサイコー」の声が上がりました。私も同感ですが私ではありません。

M13 ファッションモンスター (Extended edit)

「最後はロックな曲」ということで、締めくくりはこの曲。今まで何度もライブや映像で観てきた曲ですが、いくつか新しい試みがありました。しかもキッズは舞台袖にハケてたので、できればキッズが表にいるときに叫んでもらってキッズの反応が見たかったです。

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まずは歌い出し。キッズが出てこなくてきゃりーが一人で踊りました。曲のごく一部に限ったとしても、この大きなステージにサポートなしで一人で立ったアーティストはそんなに多くはないと思います。

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やがてきゃりーキッズが加わって、いつもの華やかなステージに戻ります。

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炎の特効も使って盛り上げます。これって結構遠くまで輻射熱が届いて熱いんですよね。もちろん私のところも熱かったです。

この日はテントゾーン後方がまばらで、通路を行きかう人の流れもいつもよりユルユルで全般的に観客が少ない印象があったのですが、このアクトは後方までびっしり人が入ってました。ロックの本流から外れますがPerfumeときゃりーぱみゅぱみゅはフェスの華です。

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個人的にこの曲最大の見せ場、大きく体を後に反り返らせる「パンケーキ」です。抜群の反りでした。私一人だけが奇声を上げてました。

曲も大詰め、間奏では観客から「oy! oy! oy!」と声がかかります。キッズも必死の形相で体を動かします。

最後に炎が上がって、きゃりーぱみゅぱみゅのアクトはこれでおしまい。個人的にはきゃりーキッズのダンスと表情を堪能した大満足の50分間でした。



その他気付いたこと:

リボンは、赤=あまね、青=かのん、ピンク=ひろみん、橙=ちびなな、薄緑=美月、黄=みみ、紫=新メンバーさん(なな)、水=新メンバーさん(お名前まだわかりません)。ウィグは、ちびろくが昨年と同じに戻したようで、紫=あまね、青=かのん、ゴールド=ひろみん、黄=ちびなな、濃いピンク=美月、薄緑=みみ、赤=新メンバーさん(なな)、薄いピンク=新メンバーさん、でした。

新メンバーさんは、1月の横アリ公演からちょくちょく出演しているこの二人ではないかと思います。
確証はないんですけど。

フェスのように大きな会場ですと、8人編成の方が見栄えがしますから、新メンバーさんにはこれからも活躍して欲しいと思います。

キッズたちは観客から見ると、これ以上前に出るとステージから落ちてしまうのではないかと思うくらい前に出てきて踊ってくれます。さすがに近くで見るのが初めての私には視線はくれませんでしたが、きゃりーぱみゅぱみゅ(そして一部はきゃりーキッズの)の熱心なファンが集まる最前列の観客とは視線を合わせていたように見えました。ちょっとジェラシー。

でも、きゃりーキッズはみんなちっちゃくてかわいくて、それでいてダンスキレキレで観ていて本当に楽しかったです。普段はPerfumeとTEMPURA KIDZの応援で手一杯なので、なかなかライブ現場に行く機会がないのですが、また来年RIJFに出るなら、多少無理しても前で観たいと思います。