タクヤは一旦私の話を聞いた後、口を開きました。
「夫婦間の問題に入るべきではありませんでした。
両親に、付き合ってる人に旦那と子供がいる事を話しました。
親はそれは夫婦間の問題だ、お前が口を出していい問題ではないと言って叱られ、
けじめをつけて来るように言われました。
親の言葉で諭されたところもあります。
ジムもやめようと考えています。
けじめとして慰謝料も払うつもりでいます。
その代わり、、、僕も妻さんも職場へ不倫の事が伝わり、大事にならないか気にしています。
他言しないどう言うのがこちらからつけさせてた頂きたい条件です」
タクヤから出たお金を払って解決したいという提案。
再発防止の為にしっかりケリはつける必要がある。
一方で、夫婦関係が今回の事で終わるか決着がついていない今の時点で、安易な示談はできないと考えていました。
不倫の慰謝料の相場は数50-100万弱、そんな程度の金を払ったからもうこの話は解決ずみ。
あとは何しようが関係ないと好き勝手されても困ります。
私「分かりました。条件については検討します。」
男「夫婦関係が破綻していると思って、そういう行為をしてしまいました。ただ一点、あの時妻さんは限界で真剣に離婚を考えておられたと思います。そこだけはわかってあげてほしいです。」
親からも反対され、慰謝料も払う気ではいる。
少しは反省して諦めてくれる気になったのかな。
その時はそう思っていました。