ちょっと吐き出させてください。



今、私…FCで新人歓迎会を兼ねてのイベント企画を動かしてるんですね。

内容は『ファッションショー』。

企画主導のFCメンバーと一緒に、準備をしているところです。


が、そもそもアクティブメンバーの少ない当FC。企画を動かすのはそのメンバーと私のたった2人。

彼女を、ゲーム内の名前から『Cさん』と書きますね。


Cさんの熱意は、まぁそこそこ凄い。イベントごとが好きで、皆でワイワイ、自分も参加しながら楽しみたい派なんでしょうね。それは私も同じところがあるので、良くわかります。

また、ウチのFCは100人規模の大所帯でありながら(FCのモットーで、『誰かの居場所を強制的に奪うようなことはしない』=勝手な追放をしない、とあります)、アクティブメンバーは10数名。イン・アウトのたびにきちんと他メンバーに挨拶しているメンバーとなると、もっと少なくなります。そのことを、Cさんはかなり気にしていました。「挨拶だけでもいいから、して欲しいよね。で、たまにはFCハウスにも来て欲しいよね」と。

そんな彼女の気持ちに、「なんか寂しいな…前はもっとひとが集まってたのに」と感じていた私も賛同したんです。


FC所属のぼっちプレイヤーだった私は、Cさんにあちこち連れ出してもらって楽しく遊ばせてもらっているご恩に似たもの、もありましたしね。


だけどCさん…エキセントリックというか、なんというか。

良く言えば、天真爛漫、自由奔放。マイペース。

悪く言えば、我儘、強引。非常識傾向あり。


FCマスター:Kさんを交えてのちょっと進捗報告の時。

確かその日は、Cさんと2人せっせと会場設営をしていたかと。

Cさん、これからすること・すべきことについてKさんからいろいろとお話を聞いていた際にひとこと。

「締めの言葉は、Kさんにお願いします♡」

「えっ?」

「だってマスターでしょ? マスターに締めてもらわなきゃ、FCのイベントじゃないですもん♡」

「いや、その日来れないよ?」

「え? マスターなんだから、来ないと!」

…この時点で、私…ゲーム内での一人称は『俺』なので、そっちで書こう、は思いっきり嫌な予感。

「…Cさん、それはちょっと違うと思いますよ(^_^;)」と諌めようとしましたが、彼女の中ではKさんが参加することは決定事項のようで、そしてKさんは完全に初耳っぽく。Kさんの都合を確認することもせず自分ひとりで勝手に決めていて…それをKさんに強要した、のか?

Kさんから俺個人あてに『怖いんだけど…!』と飛んできたtell。チャットでやり取り出来る《FF14》の機能のひとつでしたが…これで、上記が確定。相手の都合を確かめるのは、子供の頃から当たり前にやることでは…? 俺も当然びっくりしたので、その旨をtellでKさんに回答。締めをお願いするということについては何も聞かされていないこと、そもそも俺達が動かしているイベントなので自分達で開始から締めまで担うべきだと考えていることを伝えました。

Kさんは普通に社会人として、(というか人として)当たり前のことをCさんに説きます。けれど今ひとつ伝わらず、納得していないのか拗ねてしまう彼女。

Kさんはマスターとして俺達に場所を提供してくれているけれど、企画そのものの代表ではないのだ…と説明しましたが、結局拗ねたまま。…あんまり社会慣れしてない学生さん、もしくは子供なのかな…。


もうひとつ『ヤバい』と感じたのは、FCのフォーラム(→FCメンバーやFC全体の活動内容を確認出来る、掲示板のようなもの。公開設定次第でFC外の人も見られる)にCさんが投稿した内容。

Cさん、相方の俺に何の相談もなく、いつの間にか開催日を決めてました。それも、水曜日! 当FCは社会人が多く、それだと参加出来ないメンバーが出ます。更に、《FF14》それ自体もプレイ年代が高め=社会人が多めと推測されるので、観客を集めるのも困難になってしまう。「!?」となった俺の目に、もっと衝撃的な文言。【決定事項】。はい!? どうしてそんな、だいたいイベント開催日のセオリーは金・土でしょうが…。

衝撃はまだまだ続いて。

Cさんの次の投稿には、【FCメンバーは強制参加】と書き記されていました。それ、俺、聞いてない…!! しかも、『好きなことを、好きなように』と自由を重んじる気風のFCルールにも反してしまうし、Cさん自身にも他メンバーからのヘイトが集まってしまう。これではますますイベントの成功から遠のくぞ、と焦って…たまたまお休みだったその日、すぐにインしました。彼女がインしているのもわかっていたし、その投稿を削除か訂正させないと、と。

Kさんに自分の考えと違うことを言われ、指摘されて…拗ねて書いたのが丸わかりでした。FCハウスに本人がいたので、あの投稿は良くない、マズイと言うと…キョトンとしたCさん。本人は業務連絡のつもりだった、と言いますけど…書き方や言葉選びってモンがあるでしょうが…!

やんわり、なるべくやんわりそれを伝えると、投稿の修正には同意してくれたので…ホッとしました。本当に、ホッとしました…。ところがCさん、投稿をまるっと削除してしまったと言い出したのです。マジか…! でも、これはかえってありがたいかも、と思い直して。俺の名前で『イベント内容のまとめ』と題して詳細を投稿しました。【強制参加】という部分は、【FCの全員に参加権を差し上げているが、平日開催なので権利を使うかどうかは皆さんの判断にお任せする】【見に来てくれるだけでも嬉しいし、強制的に参加させたりもしない】と変更。本当は日にちも何とかしたかったけれど、何か理由があるのかも知れないし、静観しよう…。

その日の夜インしてきたKさんには大笑いされました…俺がどれだけ焦ったかを察してくれたみたいです。


予想をはるかに超える『斜め上着地』を次々にかましてくるCさん。KさんやサブマスのLさん・Yさんを交えて開催してもらった打ち合わせと、次の日には違うことを言ってくる…どうすりゃいいねん。

「Lyさん(→俺)、こうしようね!」

「えっ(こんなこと打ち合わせで言ってたか?)」

「ここはLyさん、お願いね♡」

「!?(無理があるかも…)」

などなど。

まだ検討中だったりすることを自己解釈し、かつそれを確定事項としてしまっていて、訂正するのが難しい。押しが強いタイプだから、単独で相手をしていると(あれ? ホントはそうだったのか…?)とこちらもなってしまう。

だんだん精神的に疲れてきた…。


だけど、なんとか成功させてあげたいし…ここで踏ん張れれば。


司会進行という大役をCさんが担うので、相方の俺は裏方になります。参加してくれるモデルさんの誘導がメインになるため、簡潔かつわかりやすい言葉で出来るよう、宿屋に引っ込んで調整をかけていました。俺はXHBを使っているので、セリフのマクロを組んでわかりやすい配置に置いておけば本番でもそう苦労することはないんじゃないかな、とここ数日考えていたものです。キーボードの直接入力だと誤タイプの可能性もあるし、何より時間がかかる。

と、そこへ。

「Lyさん、私マクロ9割出来たよ〜」

「俺はまだ調整してますね」

「えっ、Lyさん、マクロ要る?」

「要りますよ。本番中にいちいち入力していられないですし。時間短縮してスムーズに誘導するためです」

「本番に、モデルさんの種族と性別、名前とテーマを聞いて教えて欲しいんだけど」

「…えっ?」

モデルさんのことについては、事前に出てくれる人に確認しておく方向で決まっていたハズでした。どういうことかと問うと、彼女は「公募するんだから、予定にない人も来るでしょ?」と。…は?となりました。

え、公募って観客集めに使うって話じゃなかったの? そういう方向で進めてなかった? いつの間にモデルを集める話になってるの? 飛び入り参加は大変だから止めようねって言ったの貴方じゃなかったっけ? 誰かと話して方向性を変えたの? それとも、また勝手に自己解釈して結論出して、決めてるの?

イレギュラーな対応を入れるとそれだけミスの可能性が高くなります。FCメンバーやそのフレンドさん、という(ある意味)身内ならともかく…外から招いている方にミスで迷惑をかけるワケにはいきませんよね?

咄嗟に出た言葉は、「無理ですよ!」でした。会場は、ステージを目立たせるために暗くする予定です。そんな中で、決められた順番通り、あるいはイレギュラーに見ず知らずの人を探してパーティに組み込んで移動の指示を出し、演じてもらっている間に次の人を見付けてパーティに組み込んで、演技が終わった人は決められた位置から退場するように指示を出して、パーティから離脱させて…という行動を正確に繰り返さなければならない。それだけじゃなくて、それぞれのタイミングをCさんの司会進行に合わせて実行しなければいけない。

これらに加えて、会話のモードを切り替えながら〔種族・名前・性別・テーマ〕を聞いてその場で報告しろ、だと? 俺に2人分以上の仕事をしろっていうのか? 

ここでCさんから招集がかかったため、FCハウスの地下へ。とりあえず挨拶してから、話し合いをスタート。ただ、Cさんは俺にパーティ勧誘&離脱の練習をさせたかったらしい。それも大事だしありがたいけれど、今はそれより話し合いをしないといけない。

モデルさんのテーマやら何やらは事前に確認しておいて、リストアップしてからやるのでは?と質問したところ、「地下へ降りる階段に並ばせればいい…」とひとこと。それは、最初の打ち合わせの時に『それだと、モデルの人が他の人のファッションを見られない』と却下になったじゃないか。だから俺の役目が誘導になったワケです。

リストアップさえ出来ていれば、それを共有しておくことでその場でのやり取りがなくても上手く回せるでしょう。そう言ったのですが、反応は今ひとつ。リストアップは私がやるの?と言うので、(これはやりたくない、めんどくさいんだな)と判断しオレがやりますよ、と回答しました。

そこまでやり取りを進める間にも、Cさんは強引に自分のマクロを再生させて、流れの練習をさせようとしてきて…話を聞いてくれようとしません。練習も必要だけど、そうじゃないんだったら…! 争いたいワケじゃないのに、どうしても話が通じない。とうとうCさんは、サブマスYさんに連絡をして、俺の練習を勝手に決めてしまって…Yさんに迷惑をかけられない俺はそれに応じるしかなく。

それでも何とか、『当日のオペレーションは最低限にして、ミスなくやりたい』旨を発言。これについても「機械的にやればいいだけ」「Lyさんなら出来る、大丈夫!」「私は90個のマクロを使い分けるんだよ? そこまで多くはないんでしょ?」「私は出来るよ」などと、不安を煽ることしか言ってくれないCさん。ついでに苛立ちも煽られます。どこから来るんですかね、その自信。

最終的には、俺の提案したリストアップまで自分が提案したかのように発言してきました…。もうどうすればいいの、この人…。

元々動作の重いPCを使用しているせいもあって、言葉少なではあったんですが…あまりのことに何も言えなくなってしまっていつも以上に発言が減った俺に何を思ったのか、Cさんはたわいもない話を始めました。こちらも疲れきっていたため、少しずつ応じましたが…胃も頭も痛い。


昨日の夜、Yさんがインしていることを確認出来たので、自分もインして…公募についてを聞いてみようと思いました。

Cさん、フォーラム付属の日記に、プレイヤー全体向け公開で、公募で参加者を集めることを書いてしまったんですよ。これまた、俺にはなんの相談も無し。【参加者】という曖昧な言葉を使ってるところが、なんとも…!

こうなるともう、俺の『観客を集めるために公募を使う』という理解が正しいのかわからなくなってきてしまって…もう泣きそう。それで、第三者視点から話を聞いていてくれたYさんに確認してみようと思ったんですよ。もうひとりのサブマスLさんは、俺がインした時点でCさんとのパーティに入っていたようなので、しばらく返事はもらえないだろうと。しかしYさんもお誘いを受けたので断念。帰ってくるのを待つしかありません。

と、そこへ。Kさんがインして来てくれた!! 天の助けとばかりにKさんへtellをし、公募について『観客誘致目的』という解釈が合っているかどうかを確認すると、肯定。昨日のCさんとのやり取りについて話し、彼女がモデル募集だと思っていることについて強い不安を感じていること、独りではもうCさん(の暴走)への対応が難しいことを素直に打ち明けると…Kさんは、Xに幹部勢3人とCさん、俺でのグループを立ててくれました。これなら、やり取りの記録も出来るしいつでも相談出来るから、と。

少しKさんと話して、なんとか落ち着けました…。Cさんのエキセントリックっぷりに俺が振り回されるだろうことは、予め予想は出来ていたそうです。それでもCさんを嫌いになり切れず、なんとかしようと足掻くだろうことも。他ならぬKさん自身が、Cさんのそんなところを面白いと感じてしまっているから。それにはものすごく納得いきました。実際、俺は苛立ちましたし怒りも覚えましたけど…見放すことが出来ないんですよね、不思議と。ぶっちゃけいつでも「降りる」とひとこと言えるのに。


後で思い立って、作ってもらったグループを議事録として使って良いか許可を取りました。

PCでの入力よりも早いスマホ入力なら、上手くすれば会話の記録を残せて斜め上着地や勝手な自己解釈をされても方向修正出来ます。…もっと早く相談して、こうさせてもらえば良かった。正直、インしても何もしたくない、何も考えたくない、そんなところまで来ていたので…。


朝、打ち合わせの議題をグループに投げました。こうしておけば、少しでもラクになるんじゃないかな、と。

なんか貧乏クジ引いてる気がしますが…Kさんの『中止にしたっていいんだから、気楽にやっていいんだよ』を支えに、もう少し頑張ってみようと思います…。