明日、というか今日、消費税増税法案が衆議院を通過します。
果たして法案は賛成多数で可決するのか、それとも造反によって否決するのか。
54名。
皆さん、明日はこの数字に注目して下さい。
お昼のワイドショー等ではしきりにこのようなことが叫ばれていました。
私たちが注目すべきことは、この単なる数字だけで本当に良いのでしょうか。
増税法案が可決した、否決した、その決定によって一喜一憂するだけで良いのでしょうか。
私たちが注目すべきことは、増税によって私たちにもたらされる変化ではないでしょうか。
確かに、税負担が重くなることは歓迎すべきことではないかもしれません。
しかし、納税なくして国の社会保障政策の恩恵を受けられないこともまた事実です。
まさに「働かざる者食うべからず」。
この増税によって、私たちに還元されるものとは、一体何でしょう。
この疑問も、決して一筋縄では行きません。
何故なら、当時の知識人達は、非常に聡明でした。
「働かずとも食える」仕組みを編み出してしまったからです。
国債制度は、当時の政府にとっても、国民にとっても、
非常に魅力的に映ったことでしょう。
だから、もしかすると、私たちは消費税増税による恩恵を既に受けているのかもしれません。
今まで当たり前のように受けてきた恩恵は、実は当たり前のものではなくて、
いつかはその恩恵に報いなければならない時が来るのであって、
その「いつか」が、「今」という可能性もありえます。
そもそも、順序がおかしいんですよね。
こうした社会保障を施す為に増税をします、と、
こうした社会保障を施していますが、やはり財源的に厳しいので増税します、
とでは、心象が明らかに異なります。
私たちが増税に嫌悪感を示す主な理由は、
増税をしても結局何も変わらない、というところが大きい気がします。
しかし、ひょっとしたら既に変わっているのであって、
何も変わっていないのは私たち国民の方ではなかったのか。
自分に都合の悪いことばかりに目が行きがちで、
自分に都合の良いことは無視しがちですが、
そこに注目する意味は大きい気がします。
ついでにもう一つ。
政治家がやたらに「国民の声」とか「国民の真意」といった発言をするのは、
正直いかがなものかと思います。
あなたたちは一体私たちの何を知っているのかと。
問い詰めたい。小一時間ほど問い詰めたい。
こうしたあたかも国民本意のような発言は、責任逃れにしか聞こえません。
国会議員の方々は、国民の代表者であれ、代弁者ではありません。
被選挙人もまた、一人の国民であることを自覚してほしい。
まずは自分の意見をしっかりと表明することです。
それをどう評価するかが、私たち選挙人の役割です。
議会に欠席したり、棄権をするなど論外です。
賛成であれ反対であれ、明確な意思表明をすることこそ、
国民の代表者としてあるべき姿のように思います。
でもまぁ、やっぱ消費税が上がるのはですよねー。
家計にダイレクトに響きますし…。
