今日はこの造作(柱に端材をつけただけ)をお願いした理由について。
正解は、(スイッチボットの)温湿度計を仕込むための台でした。
家の耐久性を考える上で、壁内が結露しないように施工されているかは重要で、Youtube なんかで家づくりの勉強をしている方はご存知かもですが、松尾先生は「結露計算をしている工務店は1%くらい」なんて言っていました。
その動画が出て一年以上経つけど今は何%くらいになったのでしょう?
断熱材を何にするかって部分は、こだわりのある施主にしか関係なくて、グラスウールでも吹付けウレタンでもセルロースファイバーでも、正しい施工をしている事が一番大事だと個人的には思っています。
防音対策とか化学物質過敏症などもありますし、素材にこだわる方をディスっている訳ではないので悪しからず
断熱材が何にせよ、結露計算をしている工務店は結露計算をしていない工務店より正しく施工してくれそうなイメージが私にはありまして、工務店選びの際のポイントの一つとなりました
結露計算についての細かい話が知りたかったらググってもらうとして、これなら結露しないという結果のもとで、正しく施工してもらうのが重要なんですが・・・
この結露計算って、あくまで計算なので、
結露計算=施工が正しい って訳じゃない(ですよね?)
UA値も計算値で、それこそ低ければ低いほど良いんですが、正しく施工されているかはわからない(ですよね?)
って訳で、(定常計算でも非定常計算でも)結露は問題ないと自信を持っている工務店をリスペクトしつつも、実際に施工した我が家の壁内が本当に計算通りなのかを調べるために、温湿度計(データロガー)を設置するスペースを造作してもらいました
当然電池交換の事も考えて・・・
なぜこんなに気にするかというと、我が家の場合は調湿できる断熱材と珪藻土を利用しているので、室内側に気密シート(タイベックスマートなど)を施工しません。
断熱材の外側にあるモイスで気密を取っていて、モイスの手前(室内側)は湿度が出入りできる環境です。
結露計算をしてるので大丈夫ですよ
と言われるのですが、壁内の湿度が実際生活をしていく中でどれくらいの数値になるのか?余力があるのか?
その辺りをすご~く知りたかったのです
我が家より寒い地域ではウールブレスを使った上でタイベックスマートも施工する工務店があるようです。
予算があれば我が家もそうする方が本当はいいんだろうけど・・・
社長の自宅兼モデルルームには壁に点検口があって、「時々確認してますが問題ないです」と言っていました。
ある意味工務店が正しいかを疑っているようにも思えるデータロガーの設置希望については
「面白そうなのでやりましょう」
「データをぜひ下さい」
と、自分たちの仕事に自信のあるようで、なんら揉めることなく施工してもらう事が出来ました。
家が完成して、実証の結果ヤベー数値が出たら・・・
対策は難しいけど相談します(笑)