新橋 華
台湾式マッサージの店だ。
確か1か月くらい前に行ったように記憶している。
少し分かり難いところにあるが、いくつかのその類の店が近くに集まっている。
刺激を求めてではなく、台湾マッサージとは?、という好奇心で寄ってみた。
シャワーを浴びたかどうか、覚えていないのだが、とても小さな紙の下着に着替えることになったことは、よく
覚えている。
色は、青だったと思う。
めがねをかけた純情そうな感じの小娘がついてくれた。
マッサージ技術は大変高かった。
疲れていたせいか、途中うとうとしていた。
ただ、オイルマッサージになったくらいからは意識ははっきりしていた。
そこからは色々な会話を楽しんだ。
小娘は、おじさま好きで、いまは彼氏がいなくて、日本に来てからまだ1年たっていなくて、とか、そんな
話をしていたが、とても感じの良い小娘だった。
仰向けになってからは、少し恐縮した。
青いヤツでは、全てしまいきるのは難しかったということに気づいたから。
・・・・、まあ、何にせよ、ひとしきりの楽しい時間を過ごせた。
隣の客の声がよく聞こえる点は、好き嫌いが分かれるかも知れないが、自分は隣の客と嬢が親しげに
会話しているのを聞いて、リピーターがいるということは、安泰だろうなあ、などとぼんやり考えていた。
自分もときどきここに戻ってくるのかも知れない。
ただ、セルフコントロールで終えるのは、少し苦手だ。