アロマリラクゼーションやアロマトリートメントを受けたことがある方なら、「施術で使っているオイルは普通のマッサージオイルと何が違うの?」と感じたことがあるかもしれません。
香りがするオイルを使って身体をゆっくりほぐしていく――。そんなイメージを持っている方も多いと思いますが、実際には「精油」と「トリートメントに使うオイル」は同じものではありません。
今回は、美容やエステ、アロマリラクゼーションに興味のある方にも知っておいていただきたい、アロマトリートメントのオイルについて解説します。
■「精油」と「トリートメントオイル」は別のもの
アロマテラピーで使用される精油は、植物から香りの成分を抽出したものです。
ラベンダー、オレンジ、ローズマリーなど、植物によって香りも特徴も異なります。
一方、トリートメントで肌に塗るオイルは、精油をそのまま使用するのではなく、植物油などのキャリアオイルで希釈して使用するのが基本です。
キャリアオイルには、ホホバオイルやスイートアーモンドオイル、グレープシードオイルなどがあります。
つまり、アロマトリートメントで使われるオイルは、「植物油をベースに、香りを楽しむための精油を加えたもの」と考えると分かりやすいでしょう。
■精油を原液のまま肌につけない理由
「植物からできているなら、そのまま肌につけても大丈夫なのでは?」
そう考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、精油は非常に濃縮されたものです。
公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)も、精油を原液のまま皮膚につけないよう注意を呼びかけています。皮膚に使用する場合は、希釈して使うことが基本です。
AEAJでは、ボディ用の精油について、キャリアオイルに対して1%以下の希釈濃度を推奨しており、体調や皮膚の状態などによっては、さらに低い濃度に調整することも案内しています。
「香りを強くしたいから精油をたくさん入れる」という考え方ではなく、肌への安全性も考えながら使用することが大切なのです。
■アロマトリートメントは「香り」だけを楽しむものではない
アロマトリートメントというと、「いい香りに包まれてリラックスするもの」というイメージが強いかもしれません。
もちろん香りは大きな魅力の一つです。
しかし、実際のトリートメントでは、オイルを使って皮膚の上を滑らせながら、ゆっくりと身体に触れていきます。
そのため、香りだけでなく、「どのようなオイルを使うのか」「どのくらいの濃度なのか」「どのような手技で施術するのか」といった部分も、アロマリラクゼーションを選ぶときには確認しておきたいポイントです。
特に初めて利用する場合は、予約時や施術前のカウンセリングで、使用するオイルについて質問してみてもよいでしょう。
■「香りが好き」だけで精油を選ばなくてもいい
アロマテラピーでは、香りの好みも大切です。
たとえば、同じラベンダーでも「落ち着く」と感じる人もいれば、「少し苦手」と感じる人もいます。
だからこそ、アロマリラクゼーションでは、一般的に人気のある香りだからという理由だけで選ぶ必要はありません。
自分が心地よいと感じる香りを選ぶことも、リラクゼーションの大切な要素です。
「今日は柑橘系の気分」
「少し落ち着いた香りを選びたい」
「強い香りより、控えめな香りがいい」
このように、その日の気分や好みを伝えてみるのもよいでしょう。
■安心して受けるためには「相談できること」も大切
アロマトリートメントは、ただオイルを塗ってもらうだけではありません。
肌の状態、香りの好み、施術の強さなど、気になることがあれば事前に伝えられる環境かどうかも重要です。
AEAJの施術者向け資料でも、トリートメント中に気になることがあれば、施術者に申し出ることが案内されています。
「もう少し弱くしてほしい」
「この香りは少し苦手」
「ここは触れないでほしい」
このような希望を遠慮せず伝えられることは、心地よいアロマリラクゼーションを受けるための大切なポイントです。
美容やエステを選ぶときと同じように、料金やメニューだけではなく、「自分が安心して相談できるか」という部分も確認してみてください。
アロマテラピーは、正しい知識を持って楽しむことで、日常のリラクゼーションに取り入れやすいものです。
香り、オイル、施術方法、そして施術者とのコミュニケーション。
こうした一つひとつを知っていくと、アロマリラクゼーションの楽しみ方も、きっと少し変わってくるのではないでしょうか。
当ブログでは、これからもアロマリラクゼーションやアロマテラピー、美容、フェムケアなど、30代・40代・50代の女性が自分自身の身体や時間を大切にするための情報を発信していきます。
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