『いいよ』バンドスコア風レビュー#11 | ザ・マスミサイル唄姫よっくんのブログ「新・空を見上げたら眉毛が見えた」

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ザ・マスミサイルの唄姫・よっくんこと高木芳基のウェブログ、略してブログです。ツイッターに脅かされつつあるブログ、今こそ書いて書いて書き綴りまくらねば!

「いいよ」    詞曲:高木芳基



人は人を、何かしらの材料をもって判断する。



「あいつはあぁいうタイプだから」


「あいつってそういうところあるから」


「あいつはあぁ見えてこうだから」


あいつは強い、あいつは弱い、あいつは優しい、あいつは意地悪、あいつは前向き、あいつはネガティブ、あいつは…あいつは…



長く付き合えば付き合うほど、正解率は上がるんでしょう。



でも、大事なのはそこじゃない。



まぁまぁ当たってるか、そうじゃないか、問題はそこじゃない。





色んな人に出会って来た。

浅くも深くも、色んな人と向き合って来た。



結果わかったことは、みんな違うってこと。

当たり前か?でもそうなんだ。

数で得たサンプルなんて関係ない。なんの理にもなってない。


「国勢調査しました。回答率は60パーでした。」


そんなもんとはわけが違う。




みんな強くてみんな弱い
みんなかっこよくてみんなダサい

そしてみんな愛と毒でできている。


でもあなたをわかりたい。
あなたをわかった気でいたい。
それは、あなたを大切に思っている現れなんだ。




人はみんな許されたがってる。
人はみんな許したがってる。


な、はずなのに。


いつからだろう。

時代のせいか
ストレスのせいか
匿名希望のインターネット社会のせいか



人は人を許さなくなった




大人になるってことは「許せる」ようになることかもしれない


重松清の「カシオペアの丘で」を思い出す





「いいよ」という言葉に、何より強くて優しい「許し」をおぼえる。



大切な人に言ってあげたい台詞

大切な人に言って欲しい台詞


「いいよ」


あなたをわかった気になって

そしてそれがあなたを傷つけることになって

そうして初めてあなたをもっと知ることができて


それならば、わかった気になるのも悪くない





いつかそれが


「いいよ」


に行き着きますように