　久々にネタ投入ができると思っていたら、じわじわと流行してきたコロナ（たぶん）にやられて、しばらく床に臥せっていました。かなり強い倦怠感と咽頭痛がありましたが、発熱は全くありませんでした。ですので、病院にも行かず、5日間静養していたら快復しました。昨日から仕事に復帰しました。私は5回のワクチン接種でも一度も発熱したことがなかったので、そういう体質のようです。

　さて本題。ボンネットが開かなくなるという地味ですが、深刻なトラブルに見舞われたTTが他の点検も終えて、1カ月ぶりに手元に戻ってきました。地元では修理可能なお店が見つからず、はるばる横浜まで修理のために行き来しました。今回は復帰後の様子見ツーリングです。

　まずは、新潟県三条市にある王様の珈琲でモーニングにしました。ドリンク+200円でトースト、卵、サラダのプレートが食べられる、なかなかコスパの良いモーニングセットがあります。常連さんの割合が高そうなお店でした。モーニングを食べたら北西へ向かい、会津方面へ。私の好きなR459で福島県入りします。そこから大規模林道を使って北上し、山形県入り。白川湖畔で一休みしました。この時期らしく、水はかなり濁っていました。

　山形県に入ってもマイナーな道を繋いで北上を続け、月山の麓まで気分よく走れました。通ってきたルートは数年前にはかなりの規模の水害によって、道路が寸断されていましたが、しっかり復旧されていて、その爪痕を感じることはできませんでした。朝日町にある木川ダムは小さいながらも、放流の水しぶきは迫力がありました。

　月山麓を西に走り、鶴岡の手までで北上して出羽三山神社に参拝しました。本来、月山、羽黒山、湯殿山の神社を別々に参拝するのでしょうが、ここ一箇所で三箇所分のご利益があるのでしょうか。さすが、三神合祀されているだけあり、立派な神殿です。これまでほとんど人の気配がない場所ばかりにいたので、久々に大勢の人を見ました。それでも、広い境内に比して、人の数はそれほどでもなかったです。

　神社を出たところで、これまで奇跡的にもっていた空から雨が降ってきました。本日の投宿地に向かうことにします。今回は予てから興味のあった肘折温泉に宿泊します。本当はつい最近まで唯一の未舗装国道だったR458とセットにしていたのですが、いざとなったら国道は工事による通行止めとなってしまいました。まあ、こちらはまたの機会に走ることにしましょう。

　湯治場の雰囲気が色濃く残る肘折温泉は、昭和の時代にタイムスリップしたようで、なかなかいい感じです。ただ、私の泊まった部屋はエアコンがなく、今のような酷暑の日だったら地獄を見るところでした。この日は比較的涼しくて、本当に助かりました。おそらくこの宿の全盛期時代にはエアコンなしでも過ごせたのでしょうが、近年の暑さにはちょっと太刀打ちできないかもしれません。

南東北ツーリング (1)