犬のアトピーとホメオパシー | 仮面舞踏会

犬のアトピーとホメオパシー

うちはシーズーを飼っているんだけど、アトピーなのです。
子犬のときは平気だったんだけど、半年くらいからかな?
手足をよく噛むようになって、
真っ白だった毛がヨダレやけして赤くなってきてしまったの。
1歳になったころから酷くかきむしったり血が出るまで噛むようになって、
ネコたちの避妊・去勢手術をお願いした病院に連れて行きました。

その病院では、体質だから一生治らない、
薬でかゆみを抑えてあげるしかできないと言われて、
とりあえずアレルギー検査をしてドッグフードを変えて、
ステロイドの錠剤を飲んだり、酷くなったら注射していたりしていたんだけど、
皮膚が良くなる様子は全く見られないし、
薬を飲んでいても噛んだり掻いたりするのは一向に減らない。
だけど、薬の量を減らすのはイヤだったのです。

「薬、効いてないんですか?」

と尋ねてみたこともあったけど、
くせになってやっているだけかもしれないし、
様子を見ましょうと言われるだけ。
でも、仕事を終えて家に帰ってくると太ももに血が滲んでいたり、
家具の角に頭をこすりつけてカサブタになっていたり、
かゆみが酷いときは、私が呼んでも気がつかなかったり。

半年~1年くらいその病院に通った後、
病院を変えてみようと思い立ちました。
このままこの病院に通っていても、
結局は対症療法でかゆみを一時的に抑えているだけだし、
ステロイドが全部悪いとは言わないけど、
やっぱり薬を常用するのは体にいいとは言えないと思う。
それで少しでもよくなっているならいいけど、
そうとも思えないから。

インターネットで調べてみると、
東京には犬のアトピー専門の獣医さんが幾つかあるようで、
一度だけでもそういうところに連れて行った方がいいかな?
でも飛行機に乗るのはストレスになるよね、
それに通うといってもせいぜい1カ月に1度しか連れて行けないし・・・。
あー、私はなんでこんな田舎に住んでるんだろう。
都会だったら、してあげられることがいっぱいあったかもしれないのに。
もういっそモコを連れて東京に引っ越そうかな。
今のマンションはペット不可だけど、ペット可のマンションを探そう。
あ、仕事どうしよう。

ペットのアトピーについているブログも見たり、
それをあらかた読み終えたら人間のアトピーについて調べて、
結局アトピーって人でも犬でも治療法が定まっていないんだと実感しました。
海水に浸かると殺菌になって良いという説もあれば、
それは逆に刺激が強すぎるからやってはいけないという人もいる。
お風呂もできるだけ毎日入って清潔にした方がいいという人もいれば、
自己免疫を損なわないために毎日はNGで石鹸は使わないとか、
そんな感じで、真逆の方法が錯綜し合っている感じでした。

人の場合は、私の姉や父もそうだったらしいですが、
年齢とともに治っていく人も多いらしく、
あるいは子どもを産んだらピタリと治ったという人も結構いました。
じゃあモコにも子どもを産ませてみようか?
いや、でもそんな理由で出産させるなんて私のエゴか。

などとグダグダ考えつつも、地元でも病院を探していたら、
とある病院で「ホメオパシー」というのをやっていると知りました。
ホメオパシーというのはヨーロッパで生まれた漢方に似たもので、
治したい症状を引き起こす物質をごく少量与えることで、
逆にその症状が治っていくという何か不思議な治療法。
減感療法と雰囲気は似ているんだけど、
アレルゲンそのものを服用するわけではないらしいの。
原料となるのは鉱物だったり薬草だったり、
あるいは特定の病原菌だったり様々。
気になる人はwikipediaの「ホメオパシー」 を見てね。

話だけ聞くとちょっと怪しい宗教の香りがするというか、
すごーく怪しげで、おいおい大丈夫か?なんて思うんだけど、
西洋医学では根本的に治療できず、
将来的に体に悪いかも知れない強い薬を飲ませ続けるだけ、
しかもそれでもあんまり効果があったとは思えないという状態の私は、
「もし効果が無くても、それはそれ。
 ステロイドよりも副作用がないのだったら、やってみよう」
くらいの半信半疑でホメオパシー治療をやってみることにしたのです。

先生といろいろ話して、
食事のアレルギーに関しては処方食しか食べさせていないからOKで、
あと原因があるとすればハウスダストだろうということになって、
ハウスダストのホメオパシーをやってみることにしました。

それから4カ月くらい経つんだけど、
今でもときどき酷く掻いてしまう日はあります。
でも、我を忘れて掻いていることは少なくなったし、
何より赤茶に変色してしまった手足の毛が白っぽくなってきました。
もしかしてこれ、効いてる?

ホメオパシーについては賛否両論あるようで、
その最も大きな原因が、科学的根拠が立証されていないこと。
医学雑誌等では、「プラセボに過ぎない」とも言われたとか。
でも、うちのは犬だしなぁ。
そりゃ私はいつも「これ飲んだら痒いの治るからね、がんばろうね」
とか言いながら薬をあげてますけど、分かってるとは思えない(笑)

私は、ホメオパシーを積極的に人に勧めたりする気はないし、
もうとにかく西洋医学なんて駄目よ!ホメオパシーやっちゃいなさいよ!
なんて言う気は毛頭ない。
でも、私は結構、救われたのです。
ステロイドを飲ませていたとき、私はいつも、
本当にこれでいいんだろうか?私は正しいことをしているんだろうか?
いつか、とんでもない後悔をしないだろうか?
そんなことを考えていました。
だから、夜、薬を与えるのは苦痛だった。

非科学的かもしれない、プラセボかもしれない、
でも、そんなの私はどっちでもいいのです。
「それ、もしプラセボだとしたら、お金をドブに捨てるようなもんじゃない?」
と言う人もいるかもしれないけど、
私はモコがあの酷いかゆみから解放されるんだったら、
ドブだろうが沼だろうがお金を投げ込みに行こうと思う。