「うぉりゃ~っ!」
突然走り出した係長の目の前には一つの丸い物体があった・・・
突然走り出した係長の目の前には一つの丸い物体があった・・・
川原へ行くといろんな物が流れ着いてたりします。
そんなガラクタでも、川原で見るとなんだか価値ありそうに感じるのです。
そんなガラクタでも、川原で見るとなんだか価値ありそうに感じるのです。
10年前の話。
現場で川原へ行った。
ススキを刈って焼いた後だから、一面が開けて黒く色づいていた。
そんな時、突然係長がニャッと微笑んだかと思うと「うぉりゃ~っ!」と叫んで走り出した。
目の前には黒くこげたサッカーボールみたいなのがあった。
現場で川原へ行った。
ススキを刈って焼いた後だから、一面が開けて黒く色づいていた。
そんな時、突然係長がニャッと微笑んだかと思うと「うぉりゃ~っ!」と叫んで走り出した。
目の前には黒くこげたサッカーボールみたいなのがあった。
普段落ちているボールを見ても何も思わないだろうが、川原だといいもの見つけたという気持ちになるのであろう。
ダッシュする係長の表情はまるで少年のようであり、幼い頃の純粋な気持ちがよみがえってきたように思った。
その瞬間、係長は足を抱え地面に伏してしまったのである。
ダッシュする係長の表情はまるで少年のようであり、幼い頃の純粋な気持ちがよみがえってきたように思った。
その瞬間、係長は足を抱え地面に伏してしまったのである。
つまづいたかと思い、あわてて駆け寄ったところ、のた打ち回る係長の目の前にはボーリングのボールがどっしりとあった。
「大丈夫ですか?ケガはないですか?」と、いう私の表情は完全に笑っていた。
大丈夫?という心配はあるのだが、その行為を笑わずにはいられなかったのだった。
「大丈夫ですか?ケガはないですか?」と、いう私の表情は完全に笑っていた。
大丈夫?という心配はあるのだが、その行為を笑わずにはいられなかったのだった。
病院から戻った係長
「いや~参った。参った。ボール見たとたんに蹴飛ばしたくなって、走りながら思いっきり前足で蹴飛ばしたんやけど・・・」
まさか、おいおい「前足?」獣じゃねーんだから!
「ほんまに足が痛くてしょうがなかったわ!でも、指が折れただけで済んでよかったわ!」
指が折れただけ?はぁ~?
「いや~参った。参った。ボール見たとたんに蹴飛ばしたくなって、走りながら思いっきり前足で蹴飛ばしたんやけど・・・」
まさか、おいおい「前足?」獣じゃねーんだから!
「ほんまに足が痛くてしょうがなかったわ!でも、指が折れただけで済んでよかったわ!」
指が折れただけ?はぁ~?