1月に結成した「THE BOSE」、3月には初ライブが決まっていました。それに向けての猛練習です。

 練習場所はというと、山の手の住宅街にあったドラムの奴の家。普通の2階建て住宅の2階にあった六畳の部屋。防音なんてしていません。その部屋に、7人入って練習していました。ツインギター、ツインキーボードという豪勢な編成、もちろん、ドラムセットも。今思えばどうやって7人も入ったんだろうか?と思います。確か、ボーカルは押し入れに入って歌っていたような。。。

 防音していないとはいえ、あまりにもなので雨戸を閉めて練習していました。それでもかなり音はもれます。当たり前ですね。生ドラムとそれに合わせて皆が音出すんですから。夏は地獄でしたw

 とうとうご近所から苦情の電話が。「うちの子受験なんです!うるさい!」。

 普通なら、音小さくしなさいとか言われるところですが、そこの家のお母さんは何やら言い返して電話きってしまったそうで。その後も問題なく(?)そこで練習を続ける事ができたのでした。その後、苦情の電話がまたかかってきたときに、そのお母さん自らがドラムをばかすか叩いたというすごい話も聞きました。


 練習は毎週日曜日、午前中に集まって夕方まで。飽きることなく同じ曲を何度も何度も演奏していました。初めて演奏した曲はアリスの「チャンピオン」。演奏をラジカセに録音して後で皆で聴いて「おーーー!ええやんええやん」と喜んでいたのでした。皆の音で曲になるだけで(なっているように聴こえるだけで)嬉しかったのです。

 初ライブはもう一人のキーボードの奴の家。これまた住宅街。リビングとその隣の部屋を合わせて20畳ぐらいかな?ボーカルの声はそこの家のバカでかいタンノイのスピーカーから出して、あとはそれぞれのアンプ。そこにあったアップライトピアノ。クラスメートを呼んでの初ライブでした。

 その後も練習はドラムの家。やる曲はアリスとか甲斐バンドとか浜田省吾とか。チューリップもやった。その後高校の途中からスタジオを利用するということを覚えてスタジオで練習するようになったのです。

 その次のライブはいつだったっけ?その次は高校を卒業してからのような気がします。


 僕は浪人したのですけど、その間も細々と活動は続けていました。

 大学生になり、華々しくバンド活動するのかといえばそういうわけでもなく、週一の練習はしてもライブすることはほとんどありませんでした。その頃やっていたのはNOBODYとか。ライブといえばメンバーが通っていた学校の学園祭ぐらい。だらだらと活動を続けているうちに、メンバが就職などで抜けてゆきました。キーボードが抜け、ボーカルとベースが抜け(この時点でギターだったSCHUEがベースボーカルになります)、と4人なりました。オリジナルを本格的にやりだしたのはこの頃だったと思います。

 「原始THE BOSE」から「紀元前THE BOSE」へって感じですね。


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