まそほ繁盛記 | 梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき

まそほ繁盛記

「ええですなあ…この清楚な感じ!」
「東風ふかば…でしたかいなあ。菅原道真が未練がましく詠んだんは。」
女将達は、今回、北野天満宮に梅を観に来ていた。
梅は、まだ三分ほどしか咲いていなかったが、その清涼な香りが、春の訪れを告げていた。
「鶯は、おりまへんのか!梅にはつきもんやのに。」「ああ、鵯ならあそこにおりまっせ!ビーッビーッて喧しくないてますがな。」「ほんまに、おんなじ鳥やのに、こうも違いますのやなあ!」
「そらそうと、あちこちに牛のおきもんが、おまっせ。なでたら、頭ようなるんと違いますか?あんさん、せっせと撫でなはれや!うちは、角、撫でとこう。
頭の角が、ばれまへんように!」
「なんで牛?天神さんは、丑歳の生まれなんやろか?」
「さあなあ…だいたい、怨みがましいと思いまへんか?雷になって復讐するやなんて!うちやったら雹に姿をかえて、全てを穴ぼこに…」
「おんなじようなもんやおまへんか。天神さんの悪口言うたら、罰あたりまっせ!イカズチが落ちまっせ!」
「あっ!うち、おみくじ引きますわ!三千院では凶やったさかいに、げんなおしですわ。百円やて…よいしょ…四番ですわ!あ、すんまへん、四番お願いします。おおきに!…なになに……………」
「どないでした?」
「……」
「見せてみなはれ!うわ、また、凶でっか!珍しいでっせ、続けて…二回も…」「こうなったら、三回めも凶引きたいわっ!ふはは…」
「力ない笑いやなあ…」
ばちち