まそほ繁盛記 | 梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき

まそほ繁盛記

「なあ、Gはん…」
「なんだす?」
「歌が上手いて、ええですなあ。」
「ほんまにねえ…うちののぶこはんは、きっと子供のころから、歌が好きで、唄うのも好きやったんやろなあ…」
うちののぶこさんは、シンガーで、店で二度ライブをお願いしたのだった。
「きれいな声で、ほんまにうらやましいわ!うちなんか、こないだ息子に後ろから声かけたら、弟やとおもた、て、言われましたんやでっ!ああ腹立つ!」
「あはははは、うちも小学校の時の歌のテストは、お腹痛くなるほど嫌でしたわ。」
「なんで、みんなの前で一人立って唄わせるんやろなあ。」
「度胸、つけさそと思てるんやろか。いらんお世話ですわっ!あ…今、思い出しましてんけど、小学校の三年の時の歌のテスト…」
「ふんふん」
「確か、課題曲が夏の思い出やったと思いますわ。」「なつがくーればおもいだすー、ですな?」
「そうそう。それをな、クラスの、ある男の子が、ものすご上手に唄いましてなあ、それはそれは上手に…」
「せんせに褒められましたやろ?その子。」
「それが、上手いんやけど、こぶしが回りすぎてましてなあ、まるで『演歌夏の思い出』でしたんや。先生に『普通にうたいなさい』て、言われてましたわ。」「なんや、つまらん先生ですなあ。うちやったら満点つけたげますわ。」
「うちもっ!」
たたた