まそほ繁盛記 | 梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき

まそほ繁盛記

外の気温は、三十度を超えていた。
「あっつぅ~!いきなり、こんな暑なるとは、おてんとさんもイケズしはりますなあ。」
「もうそろそろ、梅雨あけですやろ。あついさかい、人が歩いてまへんで!」
「うち…なんか…アリジゴクが見たい気分ですわ!ああ…みたいなあ…長いこと見てまへんわ。」
「そないに、恋焦がれられたらアリジゴクは、ええ迷惑ですやろなあ。どうせ、黙って観察してるだけやおまへんのやろ?」
「昔、アリジゴクに蟻を入れましたわ!ほんまもんの蟻地獄にしたわけですわ。」
「したわけですわ…て、酷い事したんですなあ。蟻、可哀相に…」
「あんさんかて、蟻を虫眼鏡で焼いたやないですかっ!人の事いえまへんがな!」
「あ、そういえば、法隆寺に行きたいですわ。」
「うちも!」
二人共、話が都合の悪い方向に進みそうだったので、ころっと流れを変えた。
「あそこは、国宝がごろごろ、売るほどありまっせ。」
「売りまへんやろ!聖徳はんに失礼でっせ。あそこは、ほんまに行きたいんだす。静謐な空気に触れて身も心も…」
「行きまひょ!秘仏は拝観出来へんと思いますけど、他の仏像、仰山おますし…うわっ!」
「どないしはりましたんや?」
「ああ、びっくりした!鏡に不動明王が映ってるとおもたら、Gはんでしたわ!」
「なんやて!いでよ!牛頭馬頭!こいつを、地獄に!」
ああつ