まそほ繁盛記
六月に入ってから、暑い日が続いていた。
Bが病院から、そろそろ帰ってくる時間だった。
「あ~、ただいまあ~。暑いですわあ~。お腹も減りましたわ。」
「お帰りやす。どないでした?膝は。」
「今日も水を抜きましたわ。暫く様子見ですわ。あんまり長い事、歩いたらあかんて、言われましたで。」「そらそうですやろな。」「それよりもなっ、電車乗りましたらなっ…多分、足引きずってたんやと思いますけど…席、譲ってくれた若者がおりましてなあ!」「おばあ さんやと思われたんやないですか?ぐへへへ。」
「せやろか?それやったらまだ、妊婦さんに間違われたいですわ!いや…そんなことやのうて…その若者が耳にピアスやわ、指輪は五つほどつけてるわ、結構なかっこした若者やったから、うち、びっくりしましたんや!それでな…ふふふん」
「な、なんだす?」
「おりしなに、なんぞお礼しよと思いましてな…」
「何しはったんだす?」
「アフリカのホイッスルを…」
「へ?あの笛?どうせ、なんか一言添えたんですやろ?だいたい想像できますけどな!」
「へえ、もちろん『ありがとう、これを貴方に差し上げるわ!アフリカの笛よ。お守りとして持っていてね!きっといいことがあるからね。』って言いましたんや。」
「やっぱり!まるで、魔法使いや!」
「神様がおばはんに化けてた、と思うはずですわ、彼は。」
「気の毒ですなあ…」
ちちつ
Bが病院から、そろそろ帰ってくる時間だった。
「あ~、ただいまあ~。暑いですわあ~。お腹も減りましたわ。」
「お帰りやす。どないでした?膝は。」
「今日も水を抜きましたわ。暫く様子見ですわ。あんまり長い事、歩いたらあかんて、言われましたで。」「そらそうですやろな。」「それよりもなっ、電車乗りましたらなっ…多分、足引きずってたんやと思いますけど…席、譲ってくれた若者がおりましてなあ!」「おばあ さんやと思われたんやないですか?ぐへへへ。」
「せやろか?それやったらまだ、妊婦さんに間違われたいですわ!いや…そんなことやのうて…その若者が耳にピアスやわ、指輪は五つほどつけてるわ、結構なかっこした若者やったから、うち、びっくりしましたんや!それでな…ふふふん」
「な、なんだす?」
「おりしなに、なんぞお礼しよと思いましてな…」
「何しはったんだす?」
「アフリカのホイッスルを…」
「へ?あの笛?どうせ、なんか一言添えたんですやろ?だいたい想像できますけどな!」
「へえ、もちろん『ありがとう、これを貴方に差し上げるわ!アフリカの笛よ。お守りとして持っていてね!きっといいことがあるからね。』って言いましたんや。」
「やっぱり!まるで、魔法使いや!」
「神様がおばはんに化けてた、と思うはずですわ、彼は。」
「気の毒ですなあ…」
ちちつ