まそほ繁盛記 | 梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき

まそほ繁盛記

「なあなあ、お昼ご飯、何食べます?」
女将達は、ダリ展を鑑賞する為に、港区まで来ていた。
「あっ、ここ…ここでええなやいですか。オムライス専門店みたいやし。」
「うち、オムライス食べんの久しぶりですわ!…入りまひょ…なんや、えらい混んでますなあ。」
「あそこ、あきましたでっ。みんな、オムライス、美味しそうに食べてはりますな。こら、楽しみや。」
僅か20分後、二人はぶつくさ文句を言いながら歩いていた。
「うちには、なんであないに混んでんのか、さっぱりわかりまへんわ!」
「中のご飯、チキンやなかったし…がっかり味でしたわ。食べ物に裏切られたら精神的に痛手が大きいですなあ…」
「ダリを見て、元気を取り戻しまひょ。」
「そうですな!ダリは裏切りまへんな!」
平日という事もあって、ダリ展は、比較的すいていた。
「うちは、この音声ガイドを借りますわ。」
「いくらでっか?」
「一台500円で、二人でつこたら800円らしいでっせ。その替わり、離れて鑑賞はできまへんで。」
「かましまへん、うちも仲間に…」
「わかりました。ほな…お姉さん…借りますわ。機械?ああ、うちが持ちますわ。…Bはんっ!行きまっせ!はよ、ついてきなはれ!」
「わんわん」
二人共、オムライスの事など、もう忘れていた。
わんわ