まそほ繁盛記 | 梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき

まそほ繁盛記

女将達の作品展も、最終日を迎えた。
「面白かったですなあ。」Bが、肉まんを頬ばりながら言った。
「あんさん、飲み込んでから喋りなはれっ!気管に入りまっせ。けど、ほんまに面白かったですなあ。何回やってもええですわ。なっ、あの感じ…。」
「やみつきになりますもんなあ。みんな、店にも顔出してくれて嬉しおましたわ。」
「今日は、雛祭ですがな!なんか、ええやないですか!」
「女祭!ですなっ!」
「風情のない言い方しなはんな。なんや、女祭て。
プライド男祭みたいやないですか。」
「雛祭…言うたら、思い出しますわ。」
「また、あんさんのお母はんネタでっか?昨日、来てくれはりましたなあ、うち笑いそうになりましたけど。ごうこはん、すぐわかったみたいでっせ。」
「そうですやろ!うち、お雛さん、持ってなかったんですわ…」
「貧乏やからですか?」
「そう、赤貧…ほっときなはれっ!いや、それでな、母親に、お雛さん欲しいて言うたんですわ。」
「こうてくれたんでっか?」
「『そないに欲しいんやったら、今日、用意しといてあげる』て、言いましたんや!」
「よかったですなあ。」
「うち、楽しみでなあ、走って学校から帰りましたんやで。」
「ありましたんか?」
「飾られてましたわ、二組も!」
「ええっ?二組もでっか?」
「へえ、一組は、卵の殻でもう一組は、布きれで作ってありましたわ!恐ろしく完成度が低い二組の雛人形が、鎮座ましまし…」
「面白いけど、子供の気持ちとしてはなあ…なんとも」
「ですやろ?あ~か~り~を~つ~け~ま~しょ~…はああ」
つづけむ