まそほ繁盛記
「どないでっか?風邪の具合は?」
「へえ、もう大丈夫でっせ、ぐぇほっぐぇほっ!」
「まだ、咳、とれてまへんがな!」
Gは、顔をそむけながらコーヒーを一口飲んだ。
「へっへっへ、うつりまへんで。嘘の咳やさかい。」「しょうもないことしなはんな、ほんまに。」
「うちな、昨日、かえりしなに電車の中でな…」
「なんだす?」
「隣に立った酔っ払いが、携帯で喋りはじめましたんや、大声で。電源オフ車両やのに。」
「そら、けしからんですなあ!やか ましかったんですな?」
「いや、その内容がな!」「聞いてはりましたんか?人の電話。」
「聞きとうなくても、聞こえましたんやっ!『おじき!わしは、嬉しいですわ!舎弟にしてもろて!』て、いうてましたんやで!」
「ええ~!おじきて…叔父と甥の関係やおまへんわな、どう考えても。」
「うち、思わず、聞き耳たててしまいましたわ。おじきとか、舎弟なんちゅう言葉、じかに聞いたん、初めてですわ。」
「うちは、今、仁義なき闘いが、頭に浮かびましたわ。」
「うちは、修羅の群れが浮かびましたわ!」
「けど、電車ん中ですやろ?案外、普通の居酒屋の親父とちゃいますか?」
「なんだすっ!うちをこんなに喜ばせてっ!ただの、大将でっか!腹立つ!」
「何、勝手に怒ってますのや。」
つづー
「へえ、もう大丈夫でっせ、ぐぇほっぐぇほっ!」
「まだ、咳、とれてまへんがな!」
Gは、顔をそむけながらコーヒーを一口飲んだ。
「へっへっへ、うつりまへんで。嘘の咳やさかい。」「しょうもないことしなはんな、ほんまに。」
「うちな、昨日、かえりしなに電車の中でな…」
「なんだす?」
「隣に立った酔っ払いが、携帯で喋りはじめましたんや、大声で。電源オフ車両やのに。」
「そら、けしからんですなあ!やか ましかったんですな?」
「いや、その内容がな!」「聞いてはりましたんか?人の電話。」
「聞きとうなくても、聞こえましたんやっ!『おじき!わしは、嬉しいですわ!舎弟にしてもろて!』て、いうてましたんやで!」
「ええ~!おじきて…叔父と甥の関係やおまへんわな、どう考えても。」
「うち、思わず、聞き耳たててしまいましたわ。おじきとか、舎弟なんちゅう言葉、じかに聞いたん、初めてですわ。」
「うちは、今、仁義なき闘いが、頭に浮かびましたわ。」
「うちは、修羅の群れが浮かびましたわ!」
「けど、電車ん中ですやろ?案外、普通の居酒屋の親父とちゃいますか?」
「なんだすっ!うちをこんなに喜ばせてっ!ただの、大将でっか!腹立つ!」
「何、勝手に怒ってますのや。」
つづー