まそほ繁盛記 | 梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき

まそほ繁盛記

「Gはんっ!見とくんなはれ。」
Bが、自慢げに調理台の方を指さした。
「まあ、立派な鰤ですなあ!」
「鰤にしたら、そないにおおきゅうないんですけど、天然もんやし、美味しいおもいまして。」
「そら美味しいですわ。身がしまってて!」
「なっ!温室もんとは味が違いまっせ!」
「養殖もんの事ですやろ?あんさん、こないだしめじに、養殖もんて言葉つこうてはりましたな。栽培もん、養殖もんの区別ついてないやろ?」
「ついてますがなっ!燻製と剥製の区別ぐらいに、明らかについてますがな!…そんな事より、何して食べます?この鰤。」
「そうでんなあ…。お造りで食べて…頭は、ぶり大根にしますやろ…」
「カマは塩焼で…中落ちやらは、そぼろにしまひょ!蕪ずしも漬けまひょなっ。」
「そらええわ!あの漬けもん、ほんまに美味しいしな、店で出せますわ。」
「鰤大根、あんさん、少し持ってかえんなはれ、うち、大根炊いたん嫌いやさかい。」
「言うとおもてましたわ。汁、こぼれんようにして帰らんとな…。」
「そうでんな、魚臭い汁こぼれたら、山猫やらコヨーテやらがついてきまっせ。」
「コヨーテやったら、飼うてもええですわ。」
あおん